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うたた寝をしていたらドアを叩く音がして飛び起きた
 警戒しながら
「誰だ?」
と問うたが返事がない
 暗殺者としての本能で身構える
 そっと扉を開けたそこには
 
 「どうやら僕は死んだらしいッス」
とケロッとした顔でたたずむ
あいつ!
 
 「ど、どうして?ここに?」
動揺する俺を無視してあいつは
生前の時と同じ様に図々しく
ズカズカと 部屋に入り込んできた
 設置されてるソファにドサッと座った
 「いやぁ~殺されたらしいッス
胸をドンと一発!
気がついたら雲の上にねてて
家があったから行ってみたらまさかの先輩がいて
僕っめちゃくちゃ嬉しいっす!」
歳の割に童顔で屈託のない笑顔は
紛れもなくあいつだ
 「てか先輩何でこんな所にいるんすか?
ここ何処です?」
 「さぁ天国でも地獄でもなさそうだがな
何なのか全くわからん」
 「そうなんっすね…」
 しばし沈黙が続いた