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暁:「話合わせて下さいって保留に・・・」

縁:「・・・成程、いい判断だよ暁」

黒月:「どうしたんだ親父、そんな睨まなくたって良いだろ?」


そう<カルマ>と言う単語を聞いた瞬間、勢い良く立ち上がり、睨んだのだ


光来:「縁くんが言うのも無理ないわ」

暁:「・・・どういう事?」

縁:「なんで僕が家に帰ってくる暇がないって言っていたか分かるかい?」


縁は最近になって家に居る事がほぼ無かった、その理由は簡単だ


縁:「黒月の言った<カルマ>を祓っていたからだよ」

暁:「・・・え?」

黒月:「・・・マジか」

縁:「光と一緒にね」


両親である光来と縁は翔と同じく<カルマ>と戦っていたらしい

そのあと話された事はこうだ

〘朱空家は代々霊力を多く持つ家系で、霊力を貪り食う<カルマ>によく狙われる、だから基本的に朱空の親世代は<カルマ>を祓い、自分達の子供に近寄らせない様にする〙のだそう


縁:「その為に所属しているのが〘陰陽連合 罪祓い〙通称陰陽術師だよ」

双子:「罪祓い・・・」

光来:「貴方たち五人を守る為に罪祓いをしてるのよ」

瑠征:「だからだったんだ、帰ってきても二人とも居なかったの」

翠恋:「中々メール帰ってきて来なかったのも・・・」

賀樂:「そういう事かよ」


〘陰陽連合 罪祓い〙特殊な術を用いて戦う事から陰陽術師とも呼ばれる集団だその陰陽術師が<カルマ>を祓い朱空家の子供や風上市の住民に手出し出来ないようにするのだがそれでも被害が出ている、<カルマ>に襲われれば霊力を貪り食うためにその人、その妖怪ごと噛み砕き捕食する、惨い事だ


黒月:「親父、実は暁が誘われた時コイツが入るなら俺も入れてくれって言ったんだ」

瑠征:「僕も言った!」

両親:「・・・」


本気なのかと言う顔で、しばらく黙り込んだ


翠恋:「この三人だけにやらせる訳無いでしょ~」

賀樂:「当たり前だよねえ、俺もやってやんよ」

暁:「姉さん、兄さんまで・・・」


一向に黙り込んでいる母と父、何を言われるだろう、だけど直ぐに返答は帰ってきた


光来:「そこまで言うなら、ね」

縁:「みんな、本気なんだね?」

四人:「おう!/うん!」

暁:「私も本気で入りたい、襲われるのは私達朱空だけじゃないんだから」


その本気さが伝わったのか満更でも無い様子で承諾する


暁:「あっ翔さんに連絡しなきゃ」

黒月:「アイツ翔っつーのか」

暁:「さん付けなって」


コレで兄弟全員陰陽術師になる事を決意、恐らくコレから厳しい実力主義の世界へ足を踏み入れる事になるのだろうが


縁:「暁はその翔って子の推薦があるんだろうけど」

光来:「他のみんなは加入試験からでしょうね」

四人:「そうだった!!!」


やはりと言うか、加入試験があると言う事を忘れていたようだ










ーTo Be Continuedー

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