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目覚めると牢屋の中だった。薄暗くて、ジメジメしている。手首はベットに拘束されていて、しばらくもがいてみたが外れる気配がない。体力を無駄に消耗しない方が良いだろうと判断してすぐに拘束を外すのは諦めた。牢屋の天井近くに唯一の小さい窓があり、そこからうっすらと太陽の光が差し込んでいる。おそらく昼から夕方あたりだろう。……いつ、死刑になるのだろうか。
しばらくすると廊下から足音が聞こえてきた。音が聞こえる方を向くと見覚えのある人がそこに立っている。将校だ
「様子を見に来た」
「……はやく、死刑を執行してください」
無理に生かされていても、大臣はもう居ないし、生きる意味ももう分からなくなってしまった。それならばもういっそ死んでしまえば楽になれる。それに僕を生かしておいて何になるのか、分からない
「…お前を殺す気は無い」
「そうですか…なら、なぜ生かしているのですか?大臣はもう死にました。事件について聞き出す必要も無い。もう僕は用済みでしょう?」
バカバカしい。裏切り者なんて生かしておく必要も無いのに同情だけで僕を生かしているなんて。
「…後ほどまた来る。」
少し考えたあと将校は消えていった。大きいため息をつき、肩の力を抜く。将校が何をしたいのか分からない。僕は、いつまで生きられるのだろうか
「…んん、」
1時間ほど経っただろうか。突然尿意が迫ってきた。トイレに行きたいが手首を拘束されているため身動きが取れないし、だからといってこのまま漏らすのも無理だ。必死に我慢していると足音が聞こえてくる。将校の姿が現れ、こちらに話しかけてきた。
「参謀、食事を持ってきた」
「……将校…殿、あの…お手洗いを…」
足をもじつかせながらトイレに行きたいと伝える。将校は食事を牢屋の机に置き、少し待っていろ、とどこかへ行ってしまった。しばらくすると将校はペットボトルを持ってきた
「ここにしろ」
「…………は?!!!」
将校は壊れてしまったのだろうか?人前で用を足すなど、これほど屈辱的な事はあるだろうか。色々考えている間に将校は僕のベルトに手をかけていた
「っ、ちょっと!何するんですか?!やめてください!」
「暴れるな、服を脱がせられないだろう」
あっという間に色々剥がされ、将校が僕の陰茎に触れる。他人に自分のあそこを触れられるなんて、
「ほら、出すんだ」
「うう、…無理……っ!こんな…、ところに………っ」
ペットボトルの口をあそこにつけられ出すよう促される。嫌だ、嫌だ、と思っていても尿意はどんどん増していきもう限界近く、残ったプライドだけで耐えていた
「ほら、早く」
「っぐ?!っは、…ッッ、やめて…!押さ、ないで……うあ、ぐ、」
痺れを切らした将校はあろうことか膀胱らへんを押し始めた。溜まった膀胱が圧迫されて尿意が強くなっていく。いやだ、こんなやつの前で、漏らしたくない!抵抗しようと体を動かそうとするが、ずっと寝転んでいたため思うように動かない。その時、将校がさらに強い力で膀胱を押し、限界を迎えた
「っあ“?!!…あぅ、……う」
じょわー、とペットボトルの中に自分の尿が溜まる。
「うう、やだぁ…、…とまってよ……っ」
ほんの数秒の出来事だろうが、すごく長く感じた。将校の前でこんな醜態を見せるなんて。
「…沢山でたな、偉いぞ」
「ぅ、もう嫌、…です………どうして、こんなこと…」
プライドはズタボロで、涙が止まらない。そばに居る将校は僕の尿が入ったペットボトルを眺め、少し微笑んでいた
「………出ていってください。あなたと関わるとろくな事がない」
「食事は」
「いりません」
将校は僕の服を着させた後、牢屋を出ていった。こんな生活が続くのか?と思うと背筋が凍る。とても耐えられるわけが無い!……いつか、出られるのだろうか?色々考えていたら睡魔が襲ってきた。眠気で瞼が重くなり、いつの間にか眠っていた。