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第11話_スタート…
💬こなくて○ぬ()
朝食の後、リビングでリラックスタイム。
でも、さっきからすちはお兄ちゃんたちを放ったらかしにして、スマホをパチパチ叩いて楽しそうに笑っている。
「……なぁ、すち。さっきから誰とそんなに連絡してんの?」
我慢できなくなったいるまが、さりげなさを装って(全然装えてないけど)横から画面を覗き込もうとする。
「あ、友達! 今度、新しいイラストの描き方教えてくれるんだって。楽しみだなぁ……!」
すちが純粋にキラキラした目で答えると、リビングの空気が一瞬で凍りついた。
「「「「「…………友達(男)?」」」」」
「うん、そうだよ? 優しいんだ、その子」
すちがまたスマホに視線を戻した瞬間、お兄ちゃんたちの「ブラコンセンサー」が最大出力で鳴り響く。
「……へぇ、優しいんだ。……でもさ、すち。イラストなら、俺が最高級の教本買ってきてやるし、プロの講師も呼べるぞ?」(なつ)
「そうだよ、すちくん! 友達より、こさと一緒にゲームしたほうが楽しいよ? ね?」(こさめ)
「えっ、でも約束しちゃったし……」
すちが困ったように言うと、ついにらんが背後からすちを抱きしめて、スマホを握っている手ごと包み込んだ。
「……すち。俺らがこんなにそばにいるのに、他の奴と楽しそうにすんの……正直、面白くない」
「えっ、らんらん……?」
「その友達とのLINE、もう終わり。……これからは、俺たちだけ見てればいいから。な?」
らんの声は優しいけど、目は全く笑っていない。
「あ、ずるいらんらん! 独り占め禁止! すちくん、おれの膝で寝ていいから、その子のことは忘れて?💕」(みこと)
「ちょ、みんな……! 近い、近いってばぁ……っ!」
結局、スマホを取り上げられる寸前で、5人に四方八方から抱きつかれて身動きが取れなくなるすち。
友達への返信は、「ごめん、お兄ちゃんたちがうるさいからまた後で!」っていう、ちょっと恥ずかしい内容になったらしい……。
次回♥️300💬1
yae

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