翔太💙 『うわっうま!やっぱ涼太の手料理は最高だな』
蓮 🖤 『うん、館さんの作る料理は、最高に美味しい』
涼太 side
仕事が終わり翔太の家へ行くと明るく部屋に招き入れてくれたのは蓮だった。
蓮 🖤 『館さんいらっしゃい』
蓮が居るだなんて聞いてないんだけど・・・困惑した顔に気づいたようで
蓮 🖤 『あぁ安心して今から仕事だから、その前に少しだけ翔太くんに会いにきた』
で、、、なんでまだ居るんだよ。
涼太❤️ 『蓮、仕事は何時からなの?まだ大丈夫』
蓮 🖤 『おぅやばいもう出なきゃ。じゃあ館さん、翔太くん食べないでね』
涼太❤️ 『ご冗談を』
蓮 🖤 『翔太くん行ってくるね、また明日』
明日も来るのかよ・・・
涼太❤️ 『仲直りできたみたいで良かった』
翔太💙 『えっ?俺涼太に話したっけ?』
涼太❤️ 『言わなくてもわかる。あっいいよ茶碗俺が洗うからそのまま置いといて』
翔太💙 『別にいいよ。ご飯作って貰ってるし、その代わり明日も作ってよ』
涼太❤️ 『泊まらせて貰うんだ。そのくらいはするよ。じゃぁ一緒に洗い物するよ』
二人一緒にキッチンに並ぶ。二人で過ごせるなんてほんと貴重な時間だ。少し蓮がお邪魔だけど。
翔太💙 『2人だけなんて滅多にないね。貴重な時間だな。どうした涼太?目を丸くして』
同じタイミングで同じ事を感じてるなんて。
こんな些細な事で幸せを感じる事ができるんだ〝人を愛する〟って尊いな。
翔太が誰のものになろうが俺には関係ない。翔太が幸せならそれでいい。
自分のものにしたいと思わなくなったのは、俺らのデビューが決まった頃だった。
それまでにも翔太は多方面から好意を持たれていたが、当の本人は全く気づく事はなかった。
勿論、俺からの好意も。翔太は事あるごとに俺を頼る。それで十分満足している。
蓮と付き合い出してからも翔太との距離は変わらない。
誰であったって、翔太が拒まない限り俺ら2人の距離が変わる事はない。
翔太💙 『涼太、先にお風呂入れば?』
涼太❤️ 『いいよ、先に翔太が入りな俺は後からでいいから』
翔太💙 『じゃあ一緒に入ってくれない?』
涼太❤️ 『はぁ?バカじゃないの?そんな事やってるから蓮と喧嘩になるんだよ?』
翔太💙 『涼太はいいでしょ別に?兄弟みたいなもんだ。それにホラー映画の撮影してて1人で入るの怖いんだ』
ある意味この状況がホラーなんですけど・・・
〝お背中流しますよ〟なんて無邪気に俺の背中を洗ってる。
俺はと言うと、勃ち上がったものを必死で隠すためにボディソープでモコモコの泡を製造中だ。
全く何やってるんだか。
おまけに〝俺の背中も洗ってよ〟なんて言ってくる始末。
こんなド天然を相手にしている蓮の心労たるやお察しします。
お互いの髪の毛まで向かい合わせになって洗いっこしている。
なんとも無邪気で楽しそうな翔太が可愛いったらない。
翔太💙 『涼太は昔から髪の毛洗うの上手だよね、蓮より気持ちイイ』
涼太❤️ 『そう言う事、蓮に言わないようにね』
翔太💙 『なんで?』
涼太❤️ 『はぁどこまでアホなの?』
翔太💙 『明日は蓮と3人で入ろうな』
涼太❤️ 『やめてよホラー通り越してカオスだ』
翔太💙 『???何言ってんだ涼太?』
お風呂から上がると、俺が買ってきたアイスを2人で頬張る。小さい時からのお決まりだ。翔太はベットに横になって足をバタバタさせながら食べている。
涼太❤️ 『翔太お行儀が悪いよ。ちゃんと座って食べて』
翔太💙 『ふふ、ママみたいだ。ねぇ涼太のアイス少し頂戴』
これもお決まり。敢えて翔太の好きなアイスを二つ買ってきて、2人で分け合いっこする。
2人洗面所に並んで歯磨きをする。翔太は既に半分寝ている。ほぼ目が開いていない。
相変わらず可愛い♡
水道工事、終わらないとイイのに。
涼太❤️ 『ふふっ翔太それ磨けてるの?ちゃんと目を開けて』
翔太のマンションは寝室が一つだ。
蓮も俺には気を許しているみたいで、一つのベットで寝ても大丈夫だ。
まぁ一応釘は刺されたが、勿論間違ってもそんな事にはならない。
ベットに入ると翔太がパフパフしている〝もっとこっちに寄れよ〟何言ってんだこいつは。
無視していると、俺のシャツをぐいぐい引っ張っている。
翔太💙 『もっとこっちにくっついてよ。そんな遠くにいたら俺を助けられないだろう』
涼太❤️ 『何から守るんだよ?』
翔太💙 『おばけだよ・・・言わせるなよ・・余計怖くなってきた』
あぁ勘弁してよ。
早く水道工事終わらないかな・・・
俺の右腕にしがみついてる。
しかも潤んだ瞳をこちらに向けて上目遣いで・・・
これは完全に〝誘ってる人〟の表情なんですけど・・・
翔太💙 『じゃおやすみ涼太・・・ねぇ眠るまで頭撫でて?』
涼太❤️ 『はいはい、子守唄でも歌いましょうか?翔太くん』
翔太💙 『ふふ、一曲お願いしようかな』
涼太❤️ 『はぁ冗談だから早く寝て』
翔太💙 『はぁい・・ねぇ頭撫でてよ』
左手で頭を撫でると気持ちよさそうに目を瞑った。抱きついた右手に翔太の吐息がかかってくすぐったい。
全く飛んだお転婆娘だ。
すっかり爆睡中の翔太の唇にキスをする。
涼太❤️ 『おやすみ翔太チュッ』
数えきれない幾多のキスを更新中。
今夜はあと何回出来るかな・・・
コメント
7件
舘様のチューに気づく日来ないかなぁ
なんだか、切ないですね。幼馴染の恋は・・❤️
ぎゃーーーいい!!! 泣きそう。阿部ちゃんはもう出て来ないの😭みんなとチューはしてるんやんwwwwww最高です🫶