ラウール side
ラ 「 んん… 」
ラ 「 ぇ?ここどこ…? 」
目を覚ますと知らない天井があった…
そして、スマホで時間を確認する
12:32
ちょうどお昼時だった
ラ 「 あれ…もしかしてここって寝室?! 」
そうだよね…?ベットもあるし…
ラ 「 うわ…また運ばせちゃったんだ…。 」
ラ 「 申し訳ないな…。 」
手に何かが張り付いてる?
あ、包帯か。
昨日あんなことしちゃったから…。
お礼言わなきゃ…!
そう思って寝室の扉を開ける。
開けると昨日見たリビングがあった。
ラ 「 やっぱり寝室だった! 」
ラ 「 あれ…でも…目黒さん達は…? 」
そう思い周りを見渡す。
居ないなぁ…それに色んな部屋の扉があるけど…
勝手に入ったら怒られちゃうしな…
そう思っていたら
リビングのテーブルに1枚の紙があることに気がついた。
ラ 「 なんか書いてある…! 」
おはようラウール。
よく寝れた?そうだったらいいな。
ラウールと一緒に居たいけど、仕事行ってくるよ。
なるべく、早く帰ってくるから待っててね。
岩本より。
綺麗な字で書いてあった。
ラ 「 なんかしてようかな…? 」
ラ 「 あ、そういえば家どうしよう…。 」
あの人と同棲してたから帰りにくいんだよね…
でも服とか色々あるしなぁ…
ラ 「 会っちゃったりしたらどうしよう… 」
ラ 「 目黒さん達が帰ってきたら相談しよ…! 」
数時間後
目 「 ラウールッ!ただいまッ!!! 」
岩 「 疲れた”…。 」
ラ 「 おかえりなさい!!2人ともお疲れ様ですッ!!! 」
目 「 やっぱラウールの笑顔癒されるわ。 」
岩 「 ね。分かる。 」
雑談を交えながらリビングへ行く
そして、2人は僕が勝手に作っちゃった料理を見つけた。
岩 「 え、飯作ってくれたの? 」
ラ 「 ごめんなさい…勝手に作っちゃいました…。 」
目 「 全然大丈夫だよ。」
目 「 もうここはラウールの家でもあるんだし。 」
目 「 好きなことしていいからね。 」
ラ 「 ありがとうございます…!! 」
岩 「 作ってくれたなら冷めないうちに食お。 」
食べ終わって、今お皿洗いをしてる!!
目 「 ラウール?いいんだよ?怪我してるだし。 」
岩 「 まじで頑固すぎる…。 」
ラ 「 だって!俺が作ったんですか! 」
ラ 「 ちゃんと片付けも俺がやります!!! 」
岩 「 …ふは、頑固だな。 」
岩 「 じゃあ、任せちゃおうかな。 」
ラ 「 はいッ!!!任せてください!! 」
ラ 「 あ!お風呂沸かしてありますよ!! 」
目 「 え、スパダリすぎない???」
ラ 「 ありがとうございます!! 」
岩 「 じゃあ、めめー。一緒に風呂入ろ? 」
目 「 ん、いいよ。 」
あ、あの事言わなきゃ…!!
ラ 「 あッ、あのッ…!! 」
岩 「 あ、ラウールも一緒に入る? 」
目 「 え、最高すぎる。 」
ラ 「 あ、えっと…それじゃなくて…! 」
ラ 「 僕の服とか…物…?が家にあるんですけど… 」
ラ 「 取りに行っても…大丈夫ですか…? 」
2人は真顔でお互いを見つめ合ってる…
だめだったかな…?
岩 「 あぁ、いいよ。 」
岩 「 でも、俺達も行くからね。 」
ラ 「 え、いいんですか?!!! 」
目「 心配だし。一応ね。 」
ラ 「 やった…! 」
目 「 でも遅いから明日でも大丈夫? 」
目 「 服とかは俺が貸すからさ。 」
ラ 「 はいッ!」
ラ 「 ありがとうございます…! 」
色々済ませて、今はベットの上!!
左に照さんが、居て!右には目黒さん!が居る!!!
挟まれててなんかハーレムみたい(笑)
岩 「 よし、寝るか。 」
岩 「 おやすみ、ラウール 」
ラ 「 おやすみなさい!照さん!」
目 「 おやすみラウール。 」
ラ 「 目黒さんもおやすみなさい! 」
そう言って瞼を閉じた。
目黒 side
目 「 ラウール寝た? 」
岩 「 寝たよ。 」
俺達はラウールが起きないように
小声で話す。
岩 「 寝息立ててるし。」
岩 「 寝息立ててるのガチ可愛いんだけど 」
そう言いながらラウールの、頭を撫でる岩本くん。
目 「 包帯巻き直そうかな。 」
岩 「 あ、確かに。 」
岩 「 俺持ってくるわ。 」
目 「 ん、ありがと。 」
ベットから降りて、ドアの前まで行ったら止まった。
忘れ物かな?
岩 「 …可愛いからって手出すなよ? 」
目 「 わかってるよ(笑) 」
なんだ、それを言いたいだけか。
そう思いながら部屋から出ていく岩本くんに
合わせていた目線をラウールに移す。
目 「 …。 」
ラウールが起きないようにそっと頬を撫でる。
嗚呼…綺麗だな…
俺達には勿体ないくらい…
*高嶺の花*だ…
ラウールの事は知り尽くしたい…
そして、俺達の事も知ってて欲しい…
けれども…俺達のことを知れば知るほど…
離れて行ってしまうのではないか…
そんな事を思ってしまう…
知って欲しい…けど、知って欲しくない…
我儘を言ってるのはわかってる…
目 「 けど…まだ知らなくていい…。 」
頬を撫でていた手を頭へ移す。
少し嬉しそうにしてるように見えた。
勘違いかもしれない。
すると、ドアが開いた。
包帯を持った岩本くんの姿があった。
目 「 遅かったね。 」
目 「 どうしたの? 」
岩 「 どこにあるか分からなかった…。 」
岩 「 めめ分かるところに置いてよ…」
目 「 えぇ〜? (笑) 」
目 「 あ、てか俺するよ。 」
岩 「 いやいいよ。昨日してくれてたじゃん。 」
岩 「 めめはラウールの頭撫でといて。 」
目 「 ありがと(笑) 」
岩本くんがラウールの手に包帯を巻いてる間に
あの話をすることにした。
目 「 そういえば、あいつどうなったの。 」
岩 「 拷問中。 」
目 「 じゃあ大丈夫か。 」
岩 「 大丈夫ってなにが? 」
目 「 言ってたじゃん。物取りに行きたいって。 」
岩 「 あー!それね 」
岩 「 思ったんだけど、俺達が取りに行っちゃダメなのかな? 」
目 「 なにが必要で、なにが必要じゃないか、分からないよ? 」
岩 「 たしかに…。」
岩 「 じゃあ、明日なるはやで仕事終わらせよ。 」
目 「 おっけ。 」
岩 「 よし、終わり! 」
目 「 ん!ありがと岩本くん。 」
相変わらず綺麗に包帯を巻いてくれるな…(笑)
目 「 じゃ、寝よ。 」
岩 「 ん、おやすみー。 」
目 「 おやすみー。 」
コメント
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待ってました‼️マジでこの作品Loveすぎます!💞