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リョウジから電話が。。。
「もしもし、風間さん情報というか、あの。。。ツグミがどこにいるかわかました。」
「そっか、でも俺ツグミには会わないよ、あつもそれを望んでいないと思う」
「そうですか。。。わかました」
「すまん」
「そうだ、明日うちの居酒屋に来てくださいよ、かぁちゃんも、喜びます、嫁にも挨拶させたいし。19時にきてくれませんか?」
「まぁ近所だしなぁ、わかったいくよ」
リョウジのやつリキトとツバキの情報をくれといったんのに、俺と話て昔を思い出してしまったのかもしれないな。
あの頃はみんな、最高だったからな。
花魁淵から、霊力のコントロールの特訓をした。
炎の色は発動した霊力によって変わることがわかってきた。
何のためにこの能力があるのか、どう使うべきなのか、最近精神的に行き詰まってきてる。
普通の生活から離れすぎてしまった。このままドク達と共に行動していくべきなのか、、、
普通の生活に戻るべきなのか、何のためにオカルトと向き合ってるか。
確かに友人と呼べる奴らに出会えた。これは17歳の時以来、誰かに頼られ、誰かの為に生きることができる。
この前まで、街を歩いても霊体なんて見えなかったのに、今は普通に見えてしまう。
そうなるとこの世界から抜け出せないのかって思ってしまう。
ー翌日ー
そろそろ時間か、僕は、、、俺は、、、僕と呼び始めた17歳の自分。俺と呼んでいた17歳までの自分
どちらが自分らしいのか。。。くだらないこと考えちまう、リュウジの店にいくか。
寒いなぁ、雪がちらついてやがる。師走の夜はあの鎌倉の抗争を思い出す。全てを上手くやろうとして一番大切な人を失った。自分を神だと勘違いしてたからあんな結果になっちまった。
東リベみたいにタイムリープできたらなぁ。どんな選択をしていただろう。
リョウジの居酒屋の暖簾が見えてきた。忘年会シーズンということもあり、こんな小さな飲み屋街も流石に賑わいがある。
ガラガラガラ、
「いらっしゃいませ、風間さん、いやぁ来てくれたんですね、実際に会うと、お互い年とりましたね」そういえば会うのは13年ぶりかリョウジが出迎えてくれた。
「奥の部屋開けてあるんで、案内します」
ガラガラ、座敷部屋の襖をリョウジが開ける。
「風間っち久しぶり!」俺は唖然とした、四天王のアザムとエム、レム、サムそれとそいつらの家族らしき人たちが出迎えた。
「あっ。。。どういうこと」
「俺たちはあのあともづっと連んでいて毎年こうやって忘年会してんだよ、たまに彼女だったり、家族だったり年々増えてきてるけなぁ」アザム
「まぁ座れよ」レム
俺は取り敢えず下座に座った。
「総長は奥でしょ」サム俺はまた立ち上がり、奥の席へと向かう
「ん?。。。」
「こんばんわ、久しぶりだね風間くん」
「ツグミ。。。」
「総長もきてくれたので、乾杯だ」アザム
アザムが乾杯の音頭をとりだした。
皆俺の右腕をみた、アザムは何かいいたそうしたが、そのまま
「昔の仲間に乾杯!」
そうだった、コイツらは俺の右腕が復活した事は知らない、コイツらの記憶は動かなくなったこの腕のせいで去っていった俺の背中だけだ。
ツグミは隣にいるが、話かけれない、ツグミもきっと同じことを思っている。
アザムとサム以外はもう結婚して家族がいるようだ。子供がいたり、彼女がいたり、あのゴーストのメンバーもすっかり普通の奴らになってた。
2時間くらいだろうか、忘年会というのか同窓会というのか、あっという間に時間は過ぎていった。
皆、雪がちらつく中、リョウジの店の外にでた。
家族がいる奴らは家族と帰り、アザムとサムはキャバくらにいくと言ってタクシーにのりこんでしまった。
「風間さん、ツグミさんを送ってあげてください、積もる話もあると思うし、また連絡します」とリョウジあ仕事に戻っていった。
リョウジの店の前に取り残された、ツグミと俺。。。