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次回 🤕の腸でチョウチョ結びしてみた♡ すみませんでしたあ
早朝。
カーテン越しに朝日が部屋を明るくした。
そこら中についた沢山の血液。
これはきっと、彼のものだ。
「ふふ…やはり、綺麗ですね、ナワーブくん」
動かなくなった彼の右手の甲にキスをする。
…そろそろ、お目覚めの時間ですね。
どんな悲鳴を上げてくれるんでしょうねぇ、
なんで、どうなってるんです?
意味がわからない。
なにが…なんで…
「傭兵さんっ、!おきて、おきてくださいっ、!」
「?リッパー、?なぜあなたがここ…に…」
占い師さんが扉を開け部屋の惨状を見た。
そして、顔を青くした。
違う。違うんです。
私は彼を…傭兵さんを殺そうとなんてしていません、
わたしは、わたしは、傭兵さんを殺してなんか…!
人が集まってきた。
占い師さんの梟が助けを呼んだらしい。
周りが慌てている中、わたしはなにもできなかった。
その場でただ、へたり込んでいるだけだった。
「脱出マスター」さんや墓守さんが何度も話しかけていたのはわかっていた。
でも、何を言っているのか聞き取れなかった。
海の中にいるみたいに声が曇って聞こえない。
…ナイチンゲールさんに注意され、数ヶ月間部屋から出してもらえなかった。
部屋の中にある彼から貰った青薔薇の杖を見る度に心が張り裂けそうだった。
『傑作ですねぇ?』
まただ
また、この声だ
私の声、
でも、私じゃない。
だれ、
誰なんだお前は…
『まだ気づかないんですか?』
わからない。わかるはずがないでしょう。
だれ、
誰なんですか
『ふふ…あはははははっ!!!!』
なにがおかしいんですか
『いえ、気にしないでください…ふふっ、w』
…
『ジャック。貴方は本当に馬鹿ですねぇ?』
なっ、!?
なんで…なんであなたがその名前を知ってるんですか、
その名前は、傭兵さんにしか教えてないもので
『自分の名前を忘れるとでもお思いですか?』
…は、?
『私は貴方です。そして、貴方はその手で、その指で、その刃で…ナワーブくんを殺したんです。』
ちが、
ちがう…
だって、だって私はあの時自室で眠って…、!
『ええ。貴方は眠っていましたね。それはもうぐっすりと。』
なら…ならば、!
私が傭兵さんを殺せるわけが、!
『先程も言ったでしょう?私は貴方だ、と。』
ちがう、
ちがう…
おまえは、だれなんだ、
お前が私なわけがない、
46
紫紅/#卒業生
やめろ、
やだ…
いやだ…
ちがう、ちがう、
こっちをむくな、
わたしにてをのばすな
「触るなッ!!!!!!」
目を覚ますと、そこには目を丸くした医師さんがいた。
「…リッパーさん、落ち着いてください。」
嫌な汗をかいている。
「今は、一人のほうがよさそうね。」
そう言って、部屋から出ていった。
ふと鏡を見ると、そこには自分が映っていた
…じぶん、が、?
ちが、う…
これは、
これはわたしじゃなっ、!!!
あははははははははっ!!!!!
ほんっとうに馬鹿ですねぇ!?
やっと邪魔者が消えてくれました
これでゆっくり過ごせます、
おやすみなさい。
good boy.