大丈夫な方のみお進み下さい
⚠️注意⚠️
brsm表現あり
BL表現あり
smスマイル捨て猫表現あり
この世界線では、獣人が存在します。でも、珍しいです。
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ピチャンッ、ポチャンッ
タッタッタッ、バシャンッ
br「はぁー、はぁー、」
空を見上げると、灰色の分厚い雲が覆っている
雲からは、大量の雫が涙のように落ちてくる
br(はぁー、まさか急に大雨が降るなんて考えもしないじゃん.ᐟ)
今日は、天気予報では降水確率は20%
傘がいるかいらないかは運次第というところだろうか
br(20%なんて、降らないと思うでしょ〜。そもそも、降ったとしてもこんな土砂降りはなくない?)
そんな悪態をついていても、状況は変わらない。濡れないようにする、ということは諦め、雨の中ゆっくり帰ることにした。
br(まぁ、こんな日があってもいっか……。そうだ、たまには公園から帰ってみよ.ᐟ )
気分転換で少し遠回りをすることにした。公園は歩いたらすぐそこにあり、家からもさほど離れていなかった。
中身は立派な高校生というのに、久しぶりの公園に、どこか浮かれた。
br(せっかく寄ったんだし、中には〜いろ.ᐟ)
水玉だらけの地面。濡れた遊具。人一人いない公園は、どこか寂しい。
すると遠くから、
みー、みー、
という、小さな泣き声が聞こえた気がした。
br(ねこ、……かな?何処にいるんだろう??)
大きくなっても、好奇心というものはなくならず、興味本位で声の主を探し始める。
みー、みー、
br(うーん、……こっちの方かな?)
声がする方向は、大きな木が1本生えていた。
br(木の裏とかかな?)
気配を消すように、ゆっくり近づく。次第に、声が大きくなっていくのがわかる。
静かに木の裏側に回る。するとそこにはダンボールが1つ置かれていた。
br(ダンボール、……?まさか、捨て猫??)
ダンボールの蓋はキッチリの閉められており、中からは、みー、みー、という鳴き声と、ダンボールを爪で引っ掻くような音が聞こえる。
まだ息はあるようだか、何処まで弱っているか分からない。早急に連れ帰った方が良いと考え、ダンボール抱え走り出す。
タッタッタッ、ビシャッ、タッタッタッ、
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やっと家にたどり着く頃には、中からの鳴き声も弱まっていた。
相当長い間外に放置されていたのだろうか、
急いで鍵を開け、部屋に入る。電気をつけ、洗面所にあったタオルを掴み取ってリビングへ向かう。
この部屋は高校生が1人で暮らす割には広いと思っている。しかもペットOKというのだ。両親も、僕が猫好きだから、ということを考えてくれたのか、ここを選ばしてくれた。
母さん、父さん、感謝してます。
リビングに着くと、ダンボールを開け始める。ガムテープが付けられており、少し苦戦はするが、……
ビリッ、ビリビリビリッ
br(あいた.ᐟ)
開いたダンボールの隙間からは、黒い耳が見えた。
br(黒猫かな、……?)
中にいたままだと、暗くてよく見えず、外に出すことにした。冷えていたら行けないので、暖かいタオルを準備万端だ。
ゆっくりと手を伸ばし、中にいた生き物に手が触れた。少し雨で湿っているが、毛並み自体はモコモコしている。
br(わぁ、……✨)
ゆっくりと手を自分の前に戻す。すると、中にいた生き物と目が合う。
深淵の闇のような黒い毛並み、僕の手のひら2つ分の身長。そして、……アメジストのような瞳。
br「ッ、……」
そう、ねこの獣人だった。すると目が合っていたねこも、
「みー、」
と、小さく鳴いた。
br「ぅ、……あ、……」
頭の中では、ある一言が駆け巡る。
br「かっ、かっわいい〜♡.ᐟ.ᐟ」
その時の僕は、本当に子共みたいだったと思う
目を輝かせ、目の前の生き物を撫でまくる。
br「かわいいね〜、ねこちゃん✨」なでなで
最初は不安そうな顔をしていたねこちゃんも、僕のこんなテンションにつられてか、少し顔をほころばせた。
その瞬間を、僕は見逃さなかった。
br「えっ、えっ、!? 今ニコってした?ニコってしたよね!?」
その後は、忙しかった。
ねこの可愛さに我を忘れていた僕だけど、お腹が空いていたのか、ねこちゃんが僕の腕をかっわいい肉球がついた手で掴んでくるんだもん。
その後は、急いでご飯を作って、お風呂、……は、まだ早かったからお湯に浸したタオルで体を拭いたあげて、
いや〜まぁ、とにかく
br「かわい゛いよ゛〜ッ.ᐟ.ᐟ.ᐟ」
ご飯食べる時なんか、キャットフードあげたらチラッてこっち上目遣いしてくるんだよ!?
それで僕が食べていいよって言ったら、ちっちゃいお口でちょっとずつ、ちょっとずつ食べるんだよ??可愛すぎ.ᐟ
体拭く時も、着ていた服がボロボロで脱がしたんだけど、もうガリッガリ、骨かって思うぐらい。
ったく、ドンな扱いされてたんだよ、……
まだ、言葉も喋れないくらい小さな子を捨てるなんて、……しかもこんな可愛い子.ᐟ
「みー、」
br「あっ、なにー?どしたのー?」
br(危ない、危ない、考えすぎてたよ。)
br「どしたー?」
そう言いながら、ねこちゃんのすぐ側にまでよる。すると、僕の手でじゃれ始めた。
br「!?」
家に来てすぐは警戒してたのに、今はもうこんなに懐いてくれている。嬉しすぎる。
そんな喜びに浸っていたが、今更ながらこの子の名前を何にしようか、という考えに至った。
br「ん〜、何がいいかなー、」
そんなことを考えていたら、ねこちゃんが嬉しそうにこちらを向きながら鳴いた。
「みー.ᐟ」
その笑顔を見て、僕は思った。
br「ねこちゃん.ᐟ今日から君の名前はスマイルだ.ᐟ.ᐟ」
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あれから、数ヶ月の月日が過ぎた。
拾った頃より、スマイルは健康そのものになり、今では家中走り回っている。
しかも、少しだけど、言葉も覚えたようで、
sm「ぶるーく、ごはん.ᐟ」
や、
sm「ぶるーく、あそぼ✨」
などの、単語は少しは喋れる。
br(はぁ〜、超絶可愛いんだが、)
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皆様すみません。
今からスマイルの惚気話をしたいと思います。拒否権はありません。
それでは1つ目、……
仕草.ᐟ
だってね、この前だって
sm「ぶるーく、すまいるお腹すいた。」
っていいながら、僕の服の裾引っ張るんだよ!?かっわいい〜.ᐟ.ᐟ
あとね、あとね、毛繕いする時.ᐟ.ᐟ
小さなお手手でね、くしっ、くしっ、って擦ってるんだよ〜!?
ちょっと伝わりずらいかもだけど、……
んで、2つ目.ᐟ
話し方.ᐟ.ᐟ
一人称が、すまいるとか可愛すぎ♡.ᐟ
あと、まだ言葉があんまり喋れないから、単語で話すの.ᐟ
例えば〜、……
sm「ぶるーく.ᐟお散歩.ᐟ.ᐟお散歩.ᐟ.ᐟ.ᐟ」
とか、……
sm「ぶるーく.ᐟすまいる、お手伝い.ᐟ」
br(…………スゥー、いや可愛すぎない????)
br「あぁー、尊い、……」
br(僕、いつか尊死しそう、……)
sm「……ぶるーく、」
いつの間にか、スマイルが部屋に来ていた。
br(ここまで来れるようになって偉いな〜)
br「何〜?どしたの?」
スマイルの話を聞くため近寄ろうとすると、
テチテチ、……ギュッ
sm「んみー、……」ぐりぐり
立ち上がる前にスマイルに抱きつかれ、挙句頭をぐりぐりと押し付けてきた。
br「はわっ、……✨ん゛ん゛、どっ、どしたのー?」
最近少し甘えたになってきてるなとは思ったけど、ここまでは珍しい。何かあったのだろうか?
sm「んー、ん、すまいるいいこ?」
そんなことを聞いてきた。
そんなの、……そんなの、……
br「スマイルは、いい子だよ.ᐟ可愛くて、偉い子.ᐟ」
それを聞いたスマイルは、
sm「えへへっ、……」
と、笑ってくれた。
やっぱり、スマイルは笑顔が似合うな.ᐟ
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ここまでです。
ちょっと変なとこで終わった気がしますね💦
どうやって終わればいいかわかんなかったです
兎に角ぶるーくさんに愛でられてるスマイルさんが見たかったので、今回のになりました。
是非、次回も楽しみにして下さい.ᐟ
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