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「キミはあの…アレが嫌いなの?」
「はいですぅ!この世に存在してる意味がわからないくらいなので完膚なきまでに撲殺して絶滅させてやるですぅ!」
「おぉ…怖いねぇ」
この子…結構手練だね…だって当然のことのように地面から飛び出して耳が壊れるほどの高音を出すって普通できないでしょうよ
「?キミ…どこ見てるの??」
「あ、ごめんなさいですぅ……ボクは目が見えないからボクですらどこを見てるのか分からないんですぅ…」
「大丈夫か!?いつもどうやって過ごしているんだ?? 」
「いつもは聴覚と嗅覚、感覚で補っているんですよぉ?あ。隠れ鬼についてはもうギブアップですかぁ?」
殿との話も共有済みなのね…周りに忍術学園関係者以外の気配はないし、もうギブアップしても大丈夫そう…
「うーん…キミが今見つけられたらこのお団子あげるよ」
「分かったですぅ!」
懐から書物を取り出して投げた瞬間に空から金髪の人が降ってきた
「黄兎さぁん、みっけですぅ」
「賄賂は反則だろうガ!それと、オレの春画を持ってくんじゃねぇヨ!オレの夢と希望と性癖が詰まってる宝なのに…」
「ただの己の欲だろそれは!!」
ついつい尊奈門がツッコんだ。金髪は目が死んで、隈が出来ている。見た目的には明らかに戦闘員でもないのに自然な立ち振る舞いから戦闘の場合を計算して動いてるから、頭脳派ねぇ…
「ボク知らないですぅ〜」
「えっとキミは…??」
「あ、モウシオクレマシタ〜オレは黒兎隊情報担当。黄兎だぜぇ?ケヒヒヒヒヒwしっかしまぁ、唯一の非戦闘員であるオレですら見抜けないととなると…オレらと比べて結構弱いんじゃないの〜?忍者ってなぁ……あ。別にバカにしては無いデスヨ、多分。」
「そうであっても大人気ないですぅ」
「ケヒヒヒヒ、どんなに汚ぇやり方でも生きてりゃ儲けもんだろうヨ。」
「うげぇ…意味深ですぅ〜!ソレ関連はボクは直接関与はしてはないですぅ」
「直接関与してはねぇだけで間接的には関与してんだろうがヨ。無害振るナ」
「人のことも言えないのにズバズバ言ってて凄いですぅ、この変態卑劣!」
「世界はなァ…嘘と犠牲で成り立ってんだヨ。だからオレがどんな卑劣であろうと変態だろうと…どうせ世界は回んだからいいだろうがヨ、あとの文句は裏組にでも言っとけ。まぁ、無理だろうがなァ…ケヒヒヒヒヒヒw」
「隠れ鬼はボク達の勝ちですぅ!!」