E組にいる天才さん

「「「さぁ！始めましょう！！」」」

分身を作った殺せんせーが言った

「「「『いや､なにを？？』」」」

「学校の中間テストが迫ってきました！」

『そうだね』

「そんなわけでこの時間は…高速教科勉強を行います！！」

「先生の分身が1人ずつそれぞれの苦手科目を徹底して復習します」

「下らね｡ご丁寧に教科別のハチマキとか｡ってなんで俺だけNA〇TOなんだよ！！」

「寺坂くんは特別コースです｡苦手科目が複数ありますからねぇ」

『え､私もNARU〇じゃん｡なんで？』

「星乃さんは苦手科目がないですからねぇ｡先生が作ったテストは全て満点ですしねぇ｡だから､先生と一緒に復習と少し先の予習もしましょう」

『はぁい』

そんな話をしていたら殺せんせーの顔が急に曲がった

『えぇ､』

「「「急に暗殺しないでください！！業くん！それを避けると残像が全部乱れるんです！！」」」

やっぱり業か｡このタイミングじゃ業しかしなさそーだもん

『でもすごいね殺せんせー｡全員分の分身なんて疲れないの？』

「大丈夫ですよ｡星乃さん｡外で一体休憩させてありますから」

『それ逆に疲れない？あ､私話してた方が勉強しやすいからなんか質問しててもいーよ』

「ほんとですか？じゃあ星乃さん､この間業くんに抱きついてましたけど､付き合ってるんですか？」

『え､全然付き合ってないよ？』

「本当ですかぁ？じゃあ好きな人はいないんですか？

『メモしながら聞くのやめない？んー好きとかは分かんないけどかっこいいなーって思う人はいるかな』

「ズバリ！それは誰ですか？」

『んーないしょ』

「ヒント！！ヒントだけでも！」

『頭のいい人かな｡私と同じくらい』

「なるほど」

『てか､なんでこんな質問ばっか…ってなんで皆こっちみてんの』

「そりゃあ､ねぇ？美人の副会長様の恋愛話は気になるじゃん？」

『恋愛話って笑私初恋もまだだしなんにも分かんないよ？』

「え！〇〇って初恋まだなの？！」

『まだだよ〜｡ってか！それより勉強！！』

「「「はーい」」」

「私は質問まだまだしますよ？浅野くんとはどういった関係で？！」

『学秀はただの幼馴染だけど？小言がうるさい幼馴染』

「恋愛感情は抱かないんですか？」

『学秀に恋愛感情？ないない笑学秀とは兄弟みたいなもんだし笑』

「(浅野くん､見てる限り〇〇の事好きそうなのに可哀想)」

『業はいつまでこっちみてんのさ』

「俺は勉強出来るし」

『私よりは順位下なくせに笑』

「4個下なだけじゃん」

『4個も下なんだよ？笑』

「なに？今日めっちゃ煽ってくんじゃん」

『業って煽ることが多いけど煽られてる時反応可愛いよね笑』

「な､っ」

「(業くん顔赤くなってる｡バレそうだな〜)」

『顔めっちゃ赤いよ？笑』

「うるさい｡もーいいし」

『はいはい笑』

「本当に1度も恋愛感情抱いたことないんですか？」

『うん｡生まれた時から一緒だからホントに兄弟って感じなんだよね』

「なるほど｡メモメモ」

『なんでメモってんのよ笑』

「いやぁ､今後必要になるかと思いまして」

そう言って先生は笑っていた｡学秀との話なんか面白くないと思うけどなぁ