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私の名前はカスミ・カネシロ
母と父,兄の4人暮らしだ
お父さん達の友人と共に日本へと移住して来た
今日は転入初日,なのだが…
『Why didn’t you wake me up!?
(なんで起こしてくれなかったの!?)』
遅刻しそうです
ドタバタと一階に降りてリビングに行く
急いで髪を結ってお母さんに言った
ミスタ「I woke you up many times. You’re the one who didn’t wake up, right?
(何度も起こしたよ。起きなかったのはそっちでしょ)」
それはそうだな…
って,遅刻!
急いで身支度を終える
行ってきます,と云うとお父さんの行ってらっしゃいと云う声が聞こえた
バタバタと走って学校に向かう
パンとか咥えてなかったし,危機管理察知能力はある方なので少女漫画みたいな展開はないまま学校に着く
クラス表を見て急いで教室に行く
ガラッと勢いよく扉を開けた
教室に居る全員の視線が私の体を貫いた
『セー…フ…?』
私は気にせずにそう零す
??「惜しい。ギリギリアウトだ」
担任であろう厳格そうな人が言った
『すいません寝坊しました!』
??「次からは気をつけろ,リアス」
はい,と返事をして指定された席に座る
隣の子を見ると赤髪の可愛らしい子だった
??「俺は担任の国木田独歩だ
数学を教える」
成程,国木田先生か
国木田「名前順で並べ
リアスはリで並べ」
『はーい…』
私はファミリーネームが後ろの方だからそう云われるのは少なくない
廊下に出て名前順で並んだ
並び終わると体育館へと向かう
体育館では校長が長ったるくてつまらない
前の方を見ると目をキラキラさせらながら前を見ている女の子がいた
なんだろうか,そう思っていると生徒会の挨拶の番になった
そして一斉に湧き上がる黄色い声
『何っ…!?』
生徒会を見ると4人の男子生徒が上がっていた
なるほど,顔が良い。黄色い声が上がるのも納得だ
「シー…」
生徒会長であろう1人の男子生徒が人差し指を口に当てると静かになった
凄いな…
生徒会長と思われる人が口を開いて自己紹介を始めた
「私は生徒会長の加賀美ハヤトと申します」
将来は社長をしていそうな好青年だ
「俺は副生徒会長の不破湊!」
何処となくホスト感がある
「書記の剣持刀也です」
竹刀らしい物を入れる袋を背負っている
剣道部にでも所属しているのかな?
「会計の甲斐田晴です!」
犬系だな…犬飼いたくなったな
自己紹介が終わると加賀美生徒会長が何かに気付いた
ハヤト「剣持さん,原稿がセットされてませんが…」
剣持「あっ」
恐らく剣持先輩が預かっていたのだろう
そしてそれを忘れてしまった
…………間抜けじゃん
「アッハハハハハ!!!!!!」
するとその時静かだった体育館に笑い声が響いた
「矢っ張り忘れおった!
うっかりさんだね刀也さんは!」
先程の目をキラキラさせていた女の子が立ち上がった
まるでこの展開を待っていたと云わんばかりに
そしてそのまま壇上に上がる
「はいこれ
おばさんから渡されてたんだ〜
刀也が忘れて行っちゃったって!」
女の子は紙を壇上の机にセットして降りた
「今度ハーゲ◯ダッツの猪口(チョコ)味奢ってね〜
ただで僕がすると思ったら大間違いだからね刀也さん」
剣持「は!?
くそっ…仕方ない…」
不破「どんまーい!」
なんか転入先の学校色々と濃いな!
なんやかんやあって色々と濃かった入学式が終わった
あの女の子も同じクラスだったらしい
そして今,自己紹介が始まろうとしていた
名前順でするらしい
あの女の子が立ち上がる
「有栖川アイでーっす!
生徒会の剣持刀也とは幼馴染みやってまーす!
気軽に宜しく〜!」
うーん…こういうタイプか…それか無理に作ってるか
次に隣の席の赤髪の子が立ち上がる
「佐倉美咲です
えーと…アイみたいな自己紹介は出来ませんが…宜しくお願いします」
礼儀正しそうな子
その後はドンドンと自己紹介が進んだ
外道師みたいな子,ヘタレっぽそうな子
色んな子がいて私の番になった
そうだ!ヴォックスみたいな感じでいこ!
『Hello.私の名前はカスミ・リアス
可愛らしいlady達と頼もしそうなboy達と一緒になれてとても嬉しいよ
素晴らしく光栄に思う
これから一年,とても楽しく有意義な時間を共に過ごしてくれるととても嬉しい』
そう云って微笑んだ
どーだ!限りなくヴォックスを再現したつもりだぞ!
…え,なんで皆顔赤くして晒してるの?
そんなに変だったかな…?え,ショック…