あれから3週間。
ドイツが亡くなった日にだけ 雪が降り、それ以降ずっと雨が降る日が多い
ザァーーー…
激しい雨の中、今日も日本は食べ物を持って
アメリカ達のところに走る
🇯🇵「ただいま戻りました!ハァ…すごい雨です…」
🇬🇧「日本さんびしょ濡れじゃないですか!
ほら、私のタオルを」
🇺🇸「いや俺のタオルを(ニコッ)」
🇨🇳「いや我のタオルを…」
🇯🇵「皆さんそんなにありがとうございます」
濡れた服、顔を水滴がなくなるまで拭く
今ここで風邪をひいてしまったらおしまいだ
🇺🇸「ゴフッ(吐血)」
🇯🇵「どうしたんですかアメリカさん…あ」
日本の着ていた服は白。白の服装は
濡れると透ける。あとはご察し
彼の服を見た途端に血を出す国が絶たなかった
🇮🇹「日本…反則なんね」
自分の透けてる服を見て赤面して手で隠す
下着が丸見えだ
🇯🇵「…えっち///」
🇨🇳「もう手遅れアルバタッ」
🌊「変態だなお前らは」
☀️「ほら!僕の服きて!」
🌳「お前の服は日本に合わない。俺のを着ろ」
日本が帰ってきたと察しやってきたのは
陸海空の三兄弟。そして…
🐈「やばー…何この光景…尊✨」
何故か感動してるにゃぽん
陸はあの手術の3日後に目覚めた
彼は目覚めた時、言葉が朦朧としていたが
3週間もすればまともに話せるようになってた
彼が恩人の死を知ったのは、2日前であった
🌳「え…?ドイツは死んだ?」
🇯🇵「あの人は…人を殺した罪で捕まりました。でもそれは無実でした。そして…1人
寂しく…グスッ」
俯き、無念そうに涙を流す
🌳「そうか…生きて恩返ししたかった…」
🌊「今からでも遅くないよ。献花しに行こう」
貴方のおかげで助かった。俺は貴方を生涯
忘れない。花を添えるときにそう思った
🇯🇵「確かに陸兄さんの服は私にピッタリだと思います」
空はショックを受ける
🌊「弟ザマァww」
空「うるさい!」
🇫🇮「お前ら公共施設で騒ぐな」
隣の部屋から出てきたのは北欧の酒豪
何故かこいつは日本やアメリカと同じ部屋に住むことを断った
本人曰く俺の中の何かが暴走するとのことだ
🇵🇼「やっほー!ないちー!」
背の高い人間の後ろからひょこっと現れたのはパラオ。彼は日本一家と仮設住宅にいる
🇯🇵「久しぶりですねパラオ(ニコッ)」
🇵🇼「ないちその顔かわいー!パラオすき!」
🇯🇵「ちょっと!?私男ですよ!?」
皆んな「(そんなの関係ない)」
時刻は19時。日本は陸からもらった部屋着に着替え、夕食を食べる
🇫🇷「それにしてもインフラが復旧してきてよかったよ」
現在水道は完全に復旧済み。
ガスも後4日もすれば 完全に直るとの知らせを救助隊から聞いている
🇯🇵「これも救助隊さん達のおかげですね!」
🇨🇦「あっ、ラジオ!」
今までの災害による死者は468人
行方不明者は324人
怪我人は2000人以上
倒壊した建物は1500棟
総被害額は7500億円とラジオのキャスターは
言った
未曾有の大災害。死者の一人一人に家族が
いると思うとやらせない気持ちがいっぱいだ
🇺🇸「災害は戦争と違って誰のせいでもないからストレス溜まるんだよなー」
🇨🇦「全くもってその通りだよ」
🇯🇵「自然災害から逃れることはできません。でも 防いだり、被害を減らすことはできます。それが大事です」
真剣に語るその姿に
🇬🇧「日本さん…貴方レスキュー隊向いてるのでは?」
🇫🇷「そうだよね、残業ばっかしてる僕らの会社よりよっぽどやりがい感じれるんじゃない?」
🇯🇵「えっでも…皆さんと離れるのは嫌ですし…」
それ本気で言ってるの?とつくづく思う
日本はいつも無意識にこっちのハートを撃ち抜くような言葉を言ってくる
でもそこが彼のいいところでもある
🇺🇸「あーあ、JAPANいいやつすぎるよー
騙されないか心配だ」
🇨🇳「ほんとアル。いい人すぎるアル」
🇯🇵「私のこと舐めすぎですよ?」
そうやって不機嫌そうに拗ねる姿も
一同「(愛おしいんだよなぁ…」
翌日
⚪︎×市は数週間ぶりの晴れに見舞われた
雲から差し込む日光が眩しい
🇯🇵「いい朝ですね!」
今日も被災者の支援
被災者に温かいものを提供するのがここ最近の日課だ
今日は温かい上、久しぶりに汗をかいた
活動するのは10時から14時の4時間
🇯🇵「これでも食べて元気になってください!」
今日のメニューは肉うどんと豚汁
スタミナたっぷりの食べ物だ
被災者を少しでも励ますために、温かい言葉と
笑顔で彼らに接する
同じ被災者として彼らも元気になれば🇯🇵達も
元気が出る
それに日本の笑顔にほっこりする国たちが数名いるので一石三鳥である
🇯🇵「疲れました!」
🇰🇷「お疲れ!ほら、ココアだぞ!」
仮設住宅に戻ると韓国と台湾がココアを準備して待っていた
🇹🇼「韓国優しっ」
🇰🇷「別にご褒美だし…(小声)」
日に日に韓国の日本への口調が柔いで言っている気がすると感じる台湾
🐈「兄ちゃんお疲れサマ⚪︎サー!」
🌳「おいやめろ」
🌊「全く陸は真面目だなぁ。これからいいでしょ?」
☀️「長男だから父さんの血が濃いんだね」
🌳「おい、父上を馬鹿にしてるのか?」
なんか揶揄われた感じがして空の胸ぐらを掴む
☀️「ちょっと…家庭内暴力はやめようね?」
🌳「無⭐︎理⭐︎」
笑顔の圧が怖い。さらに強い力です胸ぐらを掴まれてる気がする…
☀️「ちょっと海…たすけ」
🌳「ついてこい。どこかって?仮設住宅裏だ」
強引に引っ張られる空。長男だから1番力が強いので抵抗する術もない
☀️「ちょっとほんとに…オワタ*\(^o^)/*」
笑顔で諦める空。三兄弟の中でも1番良い意味でも悪い意味でも諦めが早いのがこいつである
🇺🇸「曇ってきたな」
🇮🇹「また雨降るんね?最悪なんねー!」
🇬🇧「濡れないうちに早く入りましょう!」
彼らよりも先に日本はすでに中へ入っていった
理由はお察し
🇫🇮「騒がしいやつらだな…フッ」
騒がしいけどそこが微笑ましい。そう思って
笑うフィランドであった
20時からまた雨は降り出した
だが今回は一味違う。風も強く、雷も鳴り出した
ゴロゴロゴロゴロ…
🇯🇵「ヒッ!」
目の前で稲妻が光り、ビビって飛びついた先は
🇬🇧「ふふ…子供みたいですね日本さんは」
🇯🇵「雷は本当に苦手なんです…」
※現在イギリスの背中に日本がしがみついてる
イギリスは他の国たちにマウントをとるように
フッと笑う
この時、イギリスは殺意を感じたとか
一方そのころ、気象庁では…
🇨🇭「まずいな…ここ数週間の雨で…」
⚪︎×市の川の水量を見る
🇨🇭「スウェーデン。⚪︎×市に大雨特別警戒情報を出してくれ」
🇸🇪「承知!」
次なる脅威は「水」
To be continue
コメント
1件
また…誰か死ぬのか…?? もうこれ以上読んだら精神きついのにやめられないっっっ!! どうしたらいいんだぁぁぁ指が止まらねぇぇぇぇ