コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
__武装探偵社
『ただいま~。』
「紗雪さん!?」
ん?何でそんな驚くんだ?
帰ってくるの早かったかな。
『如何したの?何かあった?』
「何かあった?ではないだろう!」
今日も元気だね、国木田君。←
なんか作戦でも立ててたんか?
でも、大きい組織の事件はないはずだし。
「まぁまぁ、良いじゃない。紗雪も無事に帰ってきたのだから。」
太宰。
いつも通り仲裁に入ってくる。
いつもの風景、いつもの日常。
なんら変わりのない、特別な_____え?
『誰、貴方、誰。』
「紗雪?」
鏡花ちゃんが心配そうに見てくるが今はそんな事気にせない。
この武装探偵社に侵入者がいる。
__無駄ですわ。貴方は私を見つけられない__
また声がした。誰なの。
『出てきなさいッ!』
私は胸につけていたペンを声のする方へ投げた。
ペンは壁に当たり、カツンと音を立てて床に落ちる。
「紗雪、落ち着いて。誰もいない。」
太宰が私の肩をつかんでいってきた。
『…….まただ。ごめん、皆。』
「良いんだよ。ゆっくり直していけばいいのだから。」
太宰は窘めるように話す。
私は一種の病気もちでもある。