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__武装探偵社


『ただいま~。』


「紗雪さん!?」


ん?何でそんな驚くんだ?

帰ってくるの早かったかな。


『如何したの?何かあった?』


「何かあった?ではないだろう!」


今日も元気だね、国木田君。←

なんか作戦でも立ててたんか?

でも、大きい組織の事件はないはずだし。


「まぁまぁ、良いじゃない。紗雪も無事に帰ってきたのだから。」


太宰。

いつも通り仲裁に入ってくる。

いつもの風景、いつもの日常。

なんら変わりのない、特別な_____え?


『誰、貴方、誰。』


「紗雪?」


鏡花ちゃんが心配そうに見てくるが今はそんな事気にせない。

この武装探偵社に侵入者がいる。


__無駄ですわ。貴方は私を見つけられない__

また声がした。誰なの。


『出てきなさいッ!』


私は胸につけていたペンを声のする方へ投げた。

ペンは壁に当たり、カツンと音を立てて床に落ちる。


「紗雪、落ち着いて。誰もいない。」


太宰が私の肩をつかんでいってきた。


『…….まただ。ごめん、皆。』


「良いんだよ。ゆっくり直していけばいいのだから。」


太宰は窘めるように話す。

私は一種の病気もちでもある。

メメントモリ ~死を思う花言葉~

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