ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私、伊辻 詩恋(いつじ しれん)は今日高校を卒業する。
卒業式は無事終わり、上京する友達と最後に話している…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「うぅ…詩恋と離れたくない…寂しいよ〜!」
「私も寂しいよ…東京行っても、いっぱい連絡してね」
「うん!毎日話そう!…あ、じゃあ私親来てるから、バイバイ…」
「…バイバイ……」
「………」
「……はぁ」
やっぱり悲しいな…唯一の親友だったし。
……もう帰ろうかな。
「先輩」
「わっ!」
「…なんだ、絢芽(あやめ)ちゃんか 」
この子は曽野田 絢芽(そのだ あやめ)ちゃん。
部活の後輩で、部活内でも特に仲がいい子なんだけど…
「ビックリした〜、どうしたの?」
「……先輩。」
「うん?」
「私の家、来ません?」
「…えっ!」
「なんで驚いてるんですか」
「だって、今まで家に絢芽ちゃんが来る事はあっても、絢芽ちゃんの家に誘ってもらったこと無かったし」
「…返事は」
「行きます…」
「そうですか良かったですじゃあ行きましょう」
「痛い痛い、腕引っ張んないで」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…」
「…」
…なんか絢芽ちゃんの様子が変だなぁ… まぁそれはそれとして絢芽ちゃんの家、気になる〜!
というか、親御さんに挨拶とかしないとでは?うわ、緊張してきた…!
「…挨拶とか気にしなくていいですからね。」
「え?」
「…一人暮らしなんで」
「はえー、そうなんだ」
絢芽ちゃんは一人で暮らせるなんて凄いなー。私はあんまり家事とかできないからな…絢芽ちゃんに今度教えてもらお
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…着きました」
「おー、立派。」
「入ってください」
「あ、はい。お邪魔しまーす。」
「二階が私の部屋です、上がりましょう。」
「はーい」
綺麗な家だなぁ。
ちゃんと掃除されてて…絢芽ちゃん几帳面だからなぁ。
「…どうぞ」
「失礼します…って、これまた綺麗な部屋だねー。」
「ジュース出しますから、座っててください」
「はーい。あ、オレンジジュースでお願いね」
「分かってますよ」
「………」
ちょっと部屋の中見て回っても…いいよね?
「といっても…」
綺麗すぎてあんま見るとこないなあ。
…あ、引き出しに鍵かかってる。こんなんもうやましい事あるって言ってるようなものじゃん!
…でも鍵かかってるし、流石に中は見れないか。
「…?」
机の上に手紙?差出人は…書いてない。
見ていいかな、さすがにやばい…?
………いいや見ちゃえ!
「…先輩へ、ずっと好きでした…。」
ってことは…送り主は1年生かぁ。 絢芽ちゃんクールだしね〜女の子にもモテるでしょうな。
……にしても送る側の名前も受け取る側の名前も書いてないなんて、変な手紙だなぁ。
「先輩」
「うわっ!」
「……絢芽ちゃん」
デジャヴだな…
「それ、見ました?」
「あっ……」
「…」
「…本当にごめん、好奇心から…。」
「…」
「えっと、それよりさ!なんで家に招いてくれたの?」
「…『話』があるんです」
「そっか、その『話』って…?」
「…まぁ、座ってください。ジュースもあるので」
「あ、うん…」
「…」
「…」
き、気まずいなぁ…まぁ私のせいだけど…。
「先輩、……」
「は、はい!なんですか」
これもデジャヴだな…
「私に監禁させてください」
「…」
「…」
「はっ…?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここまで見てくれてありがとうございます!
無事1話終わりました!良かったら次の話も待っててください!






