コメント
2件
「ご飯できましたよー」
「いやぁすいませんねLatteさん」
「おい絶対思ってないだろめめんともり」
そう、このLatteとか言う女の子パン屋の娘らしく料理が上手いのである。なので今日の夕食は彼女にお願いした。
「えーこれ美味しい!みぞれもんも食べてみれば?」
「ヒナちゃん、お皿に盛りすぎなのだ。みぞれもんは自分でとるからいいのだ」
今回は大皿にのせて好きなものを自分で取り分けるシステム。早くしないと好きなものが完食される恐れがある地獄の夕食。
「あっ神だ〜さん全然食べてないじゃ〜んヒナニキもなんかいってやってよ」
「もっと食え神だ〜さん」
「神だ〜さんって誰だよてか食ってるわ」
男子三人衆がやいのやいの騒いでいる。ただウパさんはチラチラLatteさんを見ているようだった。
「…レイラーさん、あまり食べていませんね。お口に合いませんでしたか?」
丁寧な口調のLatteさんとか久しぶりにみた。こわぁ
「いえ!ここから打開するんです!」
意味わからないこと言ってるぞこいつ…
「ならいいんですけど…」
「あっめめさん!ちょっとこっちきてもらってもいいですか?」
iemonさんの声が聞こえる
「?はーい今行きます」
行くとウパパロンがもじもじしてて気持ち悪かった。うげえなんて考えてる小声で
「前に好きな人がいたって言ってたじゃないですか?」
「はいはい」
「あの子…Latteさんなんですよ」
ウパパロンside
本当にどうしようついさっき気持ちに区切りができたのに会っちゃった。もおおおおおおおおお
「あの子…Latteさんなんですよ」
「…はぁ、可哀想」
おいなんだこのめめんともりの反応は!!
頭を抱え考え込んでいるめめさんを横目にレイラーさんと仲良さそうに笑っているLatteさんを見る。ころころ表情が変わってあの時よりもずっと大人びてでも可愛い。でもLatteさんには好きな人がいてすごく惨めな思いをする。
「まあ…自分の好きなようにすればいいんじゃないんですかね!頑張ってください!」
「薄情者〜!!」
「あっLatteさ〜んこれどうやって作るんですか?めっちゃ美味しいんですけど」
めめさんがLatteさんのところ逃げた…