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#日本
みんみんぜみ^^@カンヒュ民
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#枢軸国
あさぎいろ
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コメント
1件
うわあ……第11話、完結お疲れさまです、桜さん。 「地獄なんて見ていない」「ただの親ですから」って、あの小さな体で全部背負って笑う日本が、もう胸が締め付けられました。大国たちが震撼してるのも納得です。自分を削ることが「最高の道」って、その狂気と純粋さの両方が、すごく重くて美しかった……。 最後の「古き親」とのやりとりで、少し温かい空気が戻ったのも救いでした。 本当に、深くて丁寧な物語をありがとうございます。お疲れ様でした。
10連続 フルコンボだ
この世の全てに一切関係ございません
誤字脱字有り
少し シリアスの話をしています
これらが容認できる方は進んでください
薄暗い廊下には、まだアメリカ、イギリス、フランスの3人が重苦しい沈黙の中で佇んでいた。そこへ、会場から大きな足音が近づいてくる。
戻ってきたのは、ロシアだった。その巨体は、冷えたウォッカを煽ってきたばかりだというのに、どこか寒気にでも襲われたかのように微かに強張っている。
🇬🇧「……ロシア。貴方も、あの日本さんの『過去』に気づいたのですか?」
イギリスが声をかけると、ロシアは無言で首を振った。そして、壁を背に座り込んでいるアメリカを見下ろし、掠れた声で話し始めた。
🇷🇺「気づいたなんて生易しいものじゃない。……俺はさっき、彼に『どれだけの地獄を歩いてきたんだ』と聞いたんだ」
🇫🇷「地獄、か。確かにあの人の歩んだ歴史は、僕たちの想像を絶する地獄そのものだよね」
フランスが自嘲気味に呟くが、ロシアの次の言葉が、その場の空気を完全に凍りつかせた。
🇷🇺「違うんだ、フランス。……彼はね、『私は地獄なんて見ていない』と言ったんだ」
🇺🇸「……は?」
アメリカが、両手で顔を覆ったままピクリと反応した。
🇷🇺「我が身がどれだけ引き裂かれようとも、それは全て子供たちを守るため。だから地獄なんかじゃない。自分はただ、あの子たちを守れる、親としては最高の道を歩んできただけだ、と……。大真面目な顔で、嬉しそうに微笑みながら、そう言い切ったんだ」
ロシアの言葉が廊下に響き渡り、イギリスとフランスは息を呑んだ。アメリカはゆっくりと顔を上げ、呆然とロシアを見つめる。
🇺🇸「最高の、道……? 片腕と片目を失って、今も薬の効かない激痛に耐えているあの状態が、あの人にとっては『最高』だって言うのか……!?」
アメリカの声が、驚愕と恐怖で裏返る。
🇷🇺「そうさ。彼は自分の傷を少しも悲しんでいない。むしろ、子供たちの代わりに自分が傷つくことができたことを、親としての至上の幸福だと本気で思い込んでいる。……彼はこう言っていたよ。『私は地獄を歩いてきたものじゃない。ただ死ねない、ただ1人の親ですよ』とな」
🇬🇧「……っ」
イギリスはあまりの衝撃に言葉を失い、自身の胸元をきゅっと掴んだ。
フランスも、手に持ったワイングラスがカチカチと震えるのを抑えられずにいる。
彼らはようやく理解した。
あの168センチの、ショタのような小さな姿をした日本の歴史と概念。超絶人見知りで、オドオドと敬語を話すあの少年は、自分たちが考えているよりも遥かに深く、遥かに容赦のない「深淵」なのだと。
自分の身をどれだけ削ろうとも、子供の命が繋がるならそれでいい。そのための激痛なら喜んで愛おしむ。
そんな「引くほど真面目」で「一人よがり」な狂気的なまでの親心を前にしては、彼ら大国が抱く国家としてのプライドも、過去の勝利も、すべてが酷く浅薄なものに思えてくる。
🇺🇸「……あんな化物を、俺たちは『終わらせた』つもりでいたのか」
アメリカが力なく笑い、再び頭を抱えた。
原爆を落とし、力ずくで降伏させたと思っていた。だが、日本にとっては、それすらも「子供を助けてくれてありがとう」と感謝する、計算通りの最高の道の終着点に過ぎなかったのだ。
🇬🇧「……おい。もうあの方を『ちっちゃい子』扱いするのは、絶対にやめましょう」
イギリスが重々しく口を開く。
🇫🇷「あぁ。畏怖の念を抱くべきだ。……あの国が二度と、あの偶然の部屋を空ける必要がないように、僕たちがこの平和を絶対に維持しなければならないね」
フランスの言葉に、4人の大国は静かに頷き合った。
廊下の向こう、賑やかなパーティー会場からは、現代の日本の化身の楽しそうな笑い声と、それに翻弄されてオドオドと敬語で困惑している「古き親」の、小さくて愛らしい声が、静かに響き続けていた。
これにて完結です