夢を見る。
全てを消し去り、何もかもを終わらせる夢。最高の夢だ。現実になれば良い。
エ「まぁ、いくらほざいても夢は夢だな、クソッタレが。」
夢が良くても当然のように目覚めは最悪。何もかもをぶっ壊してやりたい気分だ。
あー、次は何を壊そうか。
………
そう言えば最近、
インクの野郎が『アンダーテール』に不具合を見つけて、動くらしいな。
この『ソウル』がそんなに惜しいか。
へへへ、少し、遊んでみるか。
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サ「作戦会議って、一体何を話すんだ?」
単純な疑問をぶつける。ただの手違いならそこを治して終わりだが、それが出来ないということはなにか理由があるんだろう。
イ「話す内容は大きくわけて3つ!」
イ「『どこを探すか』『どう取り戻すか』『身体があったらどう対処するか』さ!」
サ「なるほど?」
イ「正直、ただのバグなら修正出来るんだけど、今回はそれが出来なくてね。おそらく人間名前で呼ぶなら『フリスク』自体がどこかに行ってる、もしくは誰かにソウルを持ち逃げされてるのどっちかなんだ。」
サ「だから探す場所と取り戻し方、そしてもしそのフリスク自体が見つかった場合どうするか決めるのか。」
イ「That’s Right!(その通り!)」
ド「それじゃあ、話しましょうか。」
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そうして、しばらく話。
作戦を実行に移すことになった。
まず行く場所だが、
インク→『アンダーフェル』
オイラ、ドリーム→『アンダースワップ』
という場所になった。
場所の理由は比較的安全だかららしい。
インク曰く、会話くらいは良いが、それ以外は控えて欲しいらしい。
因みにドリームと一緒に行くのは、もしもの事が無いように。
取り戻し方は、フリスクだけならソウルを掴んで、持ち逃げされてたらいっそボコボコにしちゃえ!との事らしい。
そんな感じで話し合いは終わった。
最初以外は話す意味をあんまり感じられなかったが、まぁ、良いだろう。
イ「それじゃあ今から送るよ!ご武運を!」
サ「そっちもな。」
ド「また会いましょう!」
そうして、それぞれの場所に飛び立った。
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そうして、別の世界に到着する。
ドリームから、
ド「バレないように動こう。」
と言われてるので、茂みなどに隠れながらの行動になった。
スサ「まったく!兄弟は!」
スパ「まぁまぁ落ち着けよ兄妹。」
この世界のオイラ、
つまりスワップサンズと、スワップパピルスが楽しそうに会話している。
だが、1つ異様な光景があるとするなら…
サ「なんか…性格真逆じゃないか?」
ド「フフ、そういう世界なんだ。」
なるほど、そういう世界なのか。
そうして、しばらく2人の後を付けていると、1人の人間を見つけた。
サ「あれは…?」
見た感じ、黄緑の服に黄色の一本線。
随分と簡素な服を着た少女?が出てきた。
スサ「わぁ!人間じゃないか!」
スパ「よぉ、調子はどうだい?人間?」
見たところ、普通に話してるように見える。
ド「あの子は普通のキャラだね。」
サ「キャラ?フリスクじゃなくてか?」
ド「この世界は人物と人物が入れ替わった世界。ここにいるフリスクはフリスクじゃない立ち位置にいるんだ。」
サ「なるほど、納得した。」
サ「じゃあ、この世界は問題ないか?」
ド「見た感じはね、後は少し調べてくるから待っといて。」
サ「分かった。」
そうして、ドリームはどこかに行ってしまった。
まぁ、あとは待つだけか。
心の余裕が出来て、少し休んでいると、
スパ「よう、お前さん。そろそろ話を聞いてもいいか?」
サ「!?」
思わず声が漏れそうになる。
だが、他の奴にもバレるともっとややこしいことになるからここはぐっと堪える。
スパ「まぁまぁ、落ち着けよ兄弟。別にお前さんに危害を加える気も、脅す気もない。ただ、会話をずっと黙ーって聴いてる奴がいたら話の1つでも聞きたくなるだろ?」
そうして、そのスワップパピルスは、その場に腰を下ろす。
どうやら話を聞くだけ聞く。
て、感じらしい。
まぁ、話すだけなら問題ないと言われたし、話すだけ話すか。
そうして、オイラは事情を話した。
スパ「なるほどなー、そういう事だったのか。」
スパ「それにしても、別の世界のオレか。考えたこともなかったな。目の前にすると不思議な気分た。」
サ「オイラもだぜ、パピルスがパピルスじゃないなんてな。」
スパ「へへへ、まぁ、そこはお互い様だろう?」
サ「だな。」
そうして、いつの間にかくだらない話しに変わっていると、ある足音が聞こえてくる。
スパ「おっ、兄弟かな?少し待ってろ、様子を見てくる。」
サ「頼んだぜ。」
そうして、スワップパピルスが帰ってくるのを待っているとある予想外な音が響く。
《ゴオォォン!!!!》
サ「なに!?」
こいつはオイラの技、『ガスターブラスター』の音。
これを使えるのはオイラとパピルス、後は…まぁ、それは置いといて、この音が鳴ってるということは…!
オイラが急いで、そっちに向かうと、そこには、知らない人物が居た。
???「へへへ、少しお邪魔するぜ。」
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