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2024年3月28日
日本国が転移してから早くも5日が経っていたマスコミの余計な煽動が仇となり、3月26日頃から東京や大阪などで小さながらも暴動が発生これにより海坂首相は戦後初となる緊急条項を発動、東証含む株取引の停止に朝鮮半島が消えたと言う軍の証言が重なり、大きな混乱が起きていた、そんななかである
3月28日午後1時巡視船あきつしま
艦長「通報があったのはこの海域か?」
海保官「はい、この海域のはずですが」
実は3月28日午前11時頃に海保に一本の通報があった「謎の帆船から銃撃を受けた」…と勿論海保はそれを迷惑電話だと思い切ろうと思ったのだが、銃撃の音が聞こえ、写真まで送られてきたため、政府に連絡後、最大の巡視船である巡視船あきつしまを千葉県沖に派遣した
海保官「ですが本当に帆船だったんでしょうかねぇ?」
艦長「私らには分からんが、上が言うならしょうがないんじゃないか?」
救助隊「艦長!前方右側に要救助の漁船を発見!さらにその奥に帆船を確認!」
漁船の奥に見える帆船はまさに中世ヨーロッパが運用していた海賊船のように見えた、政府は予想をしていたのか既にあきつしま他5隻の巡視船を出航させていた
通信員「艦長、先ほど政府から通達が来ました攻撃を受けた際の撃沈を許可する、とのことです」
艦長「そうか…まずは漁船だ!帆船と漁船の間に割って入るぞ!進路を右にとれ!」
その瞬間
ドガァァーン!!
帆船が漁船に向かって発砲を開始したのだ命中精度は悪く命中はしていないがこれは完全な攻撃であった
アロマスアレス大公国海軍帆船
ロラン「なんだあのでかい鉄船は!」
一同「まさか…コロサモア帝国か?」
「コロサモアはこんなところにこないだろ」
「我々はコロサモアへ攻撃しているのか!?」
ロラン「落ち着け!鉄船の旗を見よ!コロサモアの国旗ではない!」
ドガァァーン
ロラン「なんだ?発砲は許可していないぞ!」
そう、実はこれは驚いた砲員が誤って発砲した砲だったのだ
ロラン「まずい!至急鉄船に戦闘の意思がないことを伝えろ!」
魔導員「通信が繋がりません!相手は魔導通信を保有していないのでは!?」
ロラン「そんなはずは…」
バババババババ!!
ついにあきつしまが機関銃による威嚇射撃を開始した
ロラン「なんだ!おい!どうなっている!?」
あきつしま「こちらは日本国海上保安庁である貴船は我が国の領海を侵犯し、攻撃を行った!ただちに停船しなければ撃沈する!繰り返すただちに停船しろ!」
ロラン「しかたない…本国へ連絡を急げ!停船するぞ…」
「しかし!相手はどこかも分からないのですよ!?」
ロラン「撃沈されるよりはマシだ!総員武器を持て!」
巡視船あきつしま艦内
海保官「よかった、停船してくれましたよ」
艦長「いやまだだ、これから臨検を行う」
海保官「それは正気ですか…?」
海保官は真っ青になりながら聞く
艦長「国からの命令だ、32人で編成する武器の携帯を許可する」
海保官「わかり…ました」