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巡視船あきつしま艦内
海保官「艦長!臨検隊32人の編成が完了しました!」
海保官32人が艦長に向かって敬礼をし、艦長の言葉を待つ一方、艦長は異世界で初めての接触に緊張していた艦長の立場にいれば誰でもそうなるだろう突然攻撃してきた帆船、しかも異世界初の接触なのだから
しかし艦長は一歩前に踏み出し話し始めた
艦長「諸君、我々は本来ならば警察組織であり戦闘になることはなかったはずだ、しかし異世界に国が転移するという非常事態だ、帆船に乗り込んだらそこは戦場だと思え、緊急時は発砲を許可する、私たちはここで待っているどうか無事に戻ってきて欲しい」
海保官「了解!」
こうしてあきつしまから一隻の内火艇が出発した
アロマスアレス大公国帆船
ロラン「なにか動きはあったか?」
船員「ロラン司令官!鉄船から出てきた小さな船がすごい速度でこちらに向かってきています!」
ロラン「なに!?それは武器を積んでいたか!?」
船員「いえ、今のところは…」
海保内火艇
山田海保官「そろそろだな、いくら帆船としても近くで見るとでかいなぁ」
大河海保官「当たり前だろ、総員装備の準備をせよ!」
海保官一同「了解!」
その時帆船の海面に近い窓が2個開いた
アロマスアレス人「こちらの窓から入ってください」
帆船艦内
帆船の乗員の話に従い、帆船艦内の廊下を歩いている
山田海保官「そういえばなぜ日本語が通じているんだ?」
大河海保官「わからん、突然の襲撃に気をつけろ」
山田海保官「了解…」
歩くこと3分(意外と狭くて32人で集団移動するのに時間がかかってしまった)
アロマスアレス帆船艦長室
アロマスアレス人「艦長、連れて参りました」
ロラン「ご苦労、その者たちが鉄船の乗組員か?」
アロマスアレス人「そうであります」
ロラン「そうか戻って良いぞ」
こうして案内をしてくれたアロマスアレス人が艦長室を出て行ったのだが、ロラン艦長も海保官も一向に話さないまま1分が経過した気まずい状態が続き、それに耐えかねたロランが話出した
ロラン「どうも、私はアロマスアレス海軍所属のロラン・アーケルと申す」
山田海保官「ロラン艦長、我らは日本国海上保安庁所属の臨検隊です」
ロラン「日本国…?」
山田海保官「知らなくて無理もないでしょう…なにせ我が国は、6日前に突然この世界に転移してきたのだから…」
ロラン「……?」
山田海保官「その話についてはのちに詳しく説明します、それよりも我が国の民間船への攻撃はどういうことでしょうか」
ロラン「あれは砲員のミスである、申し訳ない」
山田海保官「この話についても後に聞くと思います」
山田海保官は無線機に向かって何か話し出すとロラン艦長に向かって
山田海保官「巡視船についてきて欲しいのですがよろしいでしょうか?」
ロラン艦長「(巡視船…?なんだそれ)まぁ我々は従います」
山田海保官「そうですか、我々はここに残りあなた方を監視しますがあの白い船について行ってください」
ロラン艦長「了解」
こうしてあきつしま他5隻の巡視船とロラン艦長率いる帆船が横須賀に向けて航行を開始した