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ぷりっつ視点
最終日。もう海は見えている。
ただ蝉の音が聞こえてくる。
あてもなく彷徨うかの如く、よろよろと歩く。
「ぷりちゃん、、、やっと海が見えてきたね。」
「ああ。でも暑いな。」
今日は猛暑日なようだ。強い日差しが肌を刺す。
「でも、海まで頑張ろうね!」
莉犬君は頑張って笑みを浮かべているが、汗が滲んでいた。
、、、眩暈がして、視界が揺れ始めた。
「ぷ、ぷりちゃん?大丈夫?」
しばらく水を飲んでいなかった。
「ちょっと待ってね。木陰に移動しよう。」
莉犬君に支えられ木陰まで移動し、水を飲んだ。
やっと回復したので、また移動を再開しようとした時だった。
「お前ら、俺に何したか覚えてるよな?」
中年男、、、俺たちが数日前置き引きをした男だった。
しかも、遠くに警察官の姿がが見えた。
マズイ、これは本当にまずい。
「莉犬君!!!」
莉犬君の手を引いて走り出そうとした時。
「ねぇぷりちゃん、、、今まで、ありがとう。」
莉犬君は俺の手を振り払う。
何をしているのか、何を言っているのかわからなかった。
「り、莉犬君?」
いつの間にか莉犬君の手にはナイフが握られていた。
、、、待って。嘘だ。
「ぷりちゃんが今まで傍にいたからここまでこれたんだ。」
莉犬君の声が震え、目から涙があふれていた。
何も言えなかった。喉が引きつって制止する声も出なかった。
嫌だよ。俺には、莉犬君がいないと。
「だから、もういいよ。もういいんだよ。」
「死ぬのは俺一人でいいよ。」
そして莉犬君は首を切った。
やけにスローに感じた。まるで何かの映画のワンシーンのようだ。
白昼夢を見ている気がした。
まだ、ここから動けなかった。
短めですが、ここで切ります。
ショボいですが、ついにクライマックスを迎えました。
まだ物語は続きます。最後までお付き合いください。
ご指摘やアドバイスがあれば下さるとうれしいです。
コメント
1件
みぅだよ🤍🥀 …ちょっと、やばかった。 莉犬君があんな形で"終わらせよう"とするなんて、全然読めてなかった。 「死ぬのは俺一人でいい」って台詞、心臓にグサッときたよ。 ぷりっつが動けなくなる気持ち、すごく分かる…あの白昼夢みたいな感覚、重かった。 まだ続くってのが救いだね。この後の展開、待ってるよ🌙