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変な事が起き、3日後大地は桑木を呼びその話をした。
「はあ…摩訶不思議だなあ」
「だろ?俺も姉ちゃんも不思議なこと起こってさ」
「ん〜…現実だよな?今」
「そりゃあ当たり前に現実だろ!」
「だっ…だよな!」
その後、桑木はこの場をあとにし、家へ帰った。その日の夜夕食時に雫がとあることを言った。
「そういえばさもし、お母さんと悠次君がここにいるんだったら行ってみない?その〜いるところに!」
「はあ!?マジで言ってる?」
大地は反対した。いないと思ったのだろう。
「えぇ…でも行ってみないと本当に生きてるかっていうのはわかんないよ」
「ん…」
その言葉に大地は言い返せなかった。
「わかったよ…」
そう大地は言った。そして次の日。雫は「用事あってさ…」と嘘っぽく言い、大地一人でその2人を探しはじめた。仮設住宅に住んでいる人に聞き込みをし、悠次、母親に似ている人が住んでいるところを聞き出した。まず向かったのは母親に似ている人の仮設住宅だった。ドアをノックするも反応がなかったためまたあとで来ることにした。そして悠次がいる仮設住宅に着いた。「コン、コン」とドアを二回ノックした。すると中から「はい…」と女性が出てきた。大地は戸惑った。ここにいるのは悠次らしき人ではないのかと。偶然あった悠次との2ショット写真をその女性に見せた。すると、「はっ…」と驚いた様子でこう言った「中へどうぞ」と。大地は中へ入り居間にある座布団に座った。「すいません…飲み物がなくて…」といい彼女も大地の正面に座った。
「それでどうされました?」
と大地が問いかけた。
「…悠次君ですよね…これ…」
と女性は答えた。
「はい…どうかされましたか?」
「いや…」
すると女性の目から涙が溢れ出した。
「…あ」
「すいません…彼のことを思い出すと涙が…」
「いえいえ構いませんよ。」
そこから約2分が経ち悠次のことを話しだした。
「悠次は先日なくなりました…病死です。」
「…はあ」
大地は驚いた。この前まで自分の仮設住宅の窓から見えていた人物が先日亡くなったというのだから。
「先日っていうのは…?」
「3日ほど前ですかね…」
「((心の声)3日…じゃあ俺が見たのは幻ではないってことか?)病名は?」
「たしか…ガンだったと…」
「ガン…それは膵臓(すいぞう)じゃないですか?」
「はい…そうです!でも…なぜそれを?」
「あっえっと〜…友人だったので」
「そういうことですか…」
その後、大地は話を聞かせてくれたことに礼を言い、自分の仮設住宅へ戻った。
〜次の日〜
大地は昨日行けなかった母親に似ている方の仮設住宅へ行った。すると結果は悠次と同様だった。しかし、大地はこの不思議なこと以外に疑問なことがあった。