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1月下旬マネージャーと北斗で食後のポテトを食べている所に京本が合流した。マネージャーがパフェを食べている時に呼んだらしい。京本はテレビの仕事帰りで少し疲れた表情をしていたが北斗は気にせずポテトにマヨネーズをつけた。その行為は京本にとって許されることではなかったがマネージャーがドラマの話を始めた。
「この仕事は君たち2人にとって他の仕事とは少し違うから難しいと思う、けど最初に引き受けるなら最後までやって欲しい。その覚悟は2人にある?」
2人は迷わず「あります。」そう答えた、そんな2人の瞳は真剣で力強かった。マネージャーはそんな瞳に圧倒されながらも話を続けた「わかった、ありがとう。詳細はまた追って話すけどほかのメンバーには撮影が始まるまで言わないで欲しい。このドラマは2人にとってもみんなにとっても、大切なものになるから。」「それじゃあ僕は仕事に戻るね、ドラマの事2人で話しててね。また連絡します」そう言ってマネージャーはスイーツ屋を後にした。
取り残された京本と松村はドラマについて話し合った。「今回のドラマってボーイズラブの話だよね?俺ボーイズラブのアニメとか見たことないからどんな感じなんだろうね?」京本は少し気まづそうに北斗に喋りかけた。北斗も気まづそうに「俺も見たことないからわかんない。一応予習でアニメとか見た方がいいんじゃない?それか今から見に行く?」0.1秒ぐらいして北斗の顔が真っ赤になった。お風呂上がりみたいに真っ赤になって頭に湯気が出そうなぐらい。京本も照れて何か言いたそうだったが、店が混んできたので違うところに出ようと急ぎ足で会計をした。京本はミルクコーヒーしか飲まなかったが北斗が照れて俯いていたので仕方なくパフェ2個とポテトの代金も払った。
店を出て五分ほどして、北斗の赤面は収まったが京本が北斗の手を引いて店を出たのを忘れていたためまだ手を繋いだままだった。その事に北斗が気づきまた頭から湯気が出そうだった。北斗は手を振りほどこうとしたが、その美しい顔立ちからは想像できないような握力で京本は手を力強く握り返した。結局頭から湯気が少しでた。
「次はどこ行く?」京本が照れながらも北斗に問いかけた。