shk side
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声のする方を見てみると、高身長で、イケメンに分類されるであろう顔立ち
おまけに声も良い男が立っていた
shk「いや、誰……ですか」
⁇「俺?俺は、きんときだよ」
kn「養って欲しいんでしょ?」
shk「そりゃ、生活厳しいし…」
kn「よし、俺ん家行こ」
shk「行かねぇよ」
誰が知らない人についてくんだよ
kn「俺、心配だよ」
shk「…何が」
kn「君ちっちゃいから、他の奴に食べられないか…ってこと」
shk「は、?」
なんだこいつ
会っていきなり身長のこと言うとか…
失礼な野郎だな
kn「君を食べるのは俺だけでいいからね」
何か意味不明なことを呟くと顔を首に近づけてきた
その瞬間に悟った
こいつは、吸血鬼だ。と
shk「ッ…、!」
間一髪で避け、距離を取る
ここが大通りを少し抜けた路地裏なこともあり、助けは来ない
…ここでこいつは殺してしまおうか
もしこいつが俺の村を襲ったような吸血鬼なら今ここで始末した方が良いだろう
kn「あれ、人狼だったんだ」
shk「だから何だよ」
kn「んー?やっぱり好きだなーって思ってさ」
「耳とか尻尾とか、可愛いじゃん」
…キモ、こいつ
殺そうと思って人間への変化解いたのに
しかも”やっぱり”ってなんだよ
kn「あー、俺のこと殺そうとしてる?」
shk「…襲って来たんだし、いいだろ」
kn「殺そうとはしてないよ?」
shk「…細かいこと言うな。大人しく殺されろ」
kn「それは無理かな、w」
きんときと名乗る男に近づき手を振り翳す
だがその手は男に当たることはなかった
kn「君、人と戦ったことないでしょ。 隙だらけだよ?」
shk「ある訳ないだろ!」
kn「ほらほら、こっちだよ」
shk「このクソ吸血鬼がッ…!」
kn「諦めて俺に養われてよ」
養われて、って変な奴だなまじで
shk「嫌に決まってんだろ、変態」
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