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特大スランプで遅刻しました 。 誰か 🧣🍤の書き方教えて 。
クラスメイト基モブの括弧前には何もローマ字をつけておりませんのでそれで判断してくださると 。
甘酸っぱいpn×mb要素があるかもしれませんが ここが成就することはないので あしからず 。
p「 くぁあ ⋯ ねっむ 、 」
やっべ 、 欠伸でた 。
猛烈な眠気を見ないふりしようと 、 ぐ 、 と体を伸ばす 。
ふと周りに目をやると 、 いつもの朝よりざわめきが多い ⋯ 特に、女子のざわめきが大きいようだ。
それもそのはず 、 今日は2月14日 。 世の中がチョコで染まる日だ。
もうすでにチョコを渡している人もいれば 、 帰りに渡すための計画をしている人もいる 。
つくづく大変だな 、 と思う 。
渡そうと努力している人とか計画している人のことではない 。
r 「 ⋯⋯ おはよ 、 ぺいんと 。 なんで置いてったの 」
p「 おはよ 、 らっだぁ 。 その荷物もたされんのが嫌だったからだわ 」
例えばらっだぁのように、顔が良くてモテモテな人間は 。
これは毎年恒例なのだが、この日のらっだぁはこの世にあるチョコというチョコを全て捧げられたのかと思うレベルのチョコを渡される 。
しかも朝っぱらから帰るまでずぅっと 。
それが何年も続いてから学習したけど、この日は絶対らっだぁといっしょに行動してはならない 。なぜならチョコを持たされるし食わされるからだ 。
ま 、 そう言っておいてくと 毎回ぶすっとした顔で学校くんだけど。
p「 あ、今日は移動とかも他の奴と行くからな?俺 」
r「 ⋯ そ 」
帰りのホームルームも終わり 、 鞄を掴んで即帰宅する人もいれば 、 これからの告白に胸を躍らせる人もいる 。
そんな中 、 圧倒的前者の俺は ゆったりと帰りの準備をし 、 鞄を掴む 。
そこへ 笑顔を無理やり貼り付けたらっだぁがやってきて 、 にこ 、 と謎の圧をかけ始める 。
r「 ぺいんと 〜 、 帰りは一緒に帰るよね ? 」
p「 はいはい 、 帰りは一緒に帰るよ ⋯ 」
r「 よし 、 じゃあ 帰ろ? 」
るんるんで 教室を後にしようとするらっだぁについていこうと腰を浮かしたその時 、 らっだぁの前には 華奢な女の子が立ち塞がった 。
それも何人も。
「 あっ 、 あの ⋯っ 、 お話があって ⋯ 時間もらってもいい ⋯ ? 」
「 わ、私も !! 」
r「 ⋯ あー 、 ごめん、もうぺいんとと帰るから 」
p「 俺はいいよ 。 全然教室で待ってるし 。 行ってきてあげなよ 」
俺を出汁に断ろうとするらっだぁの肩に手を置けば 、 にこ 、 と笑ってやる 。
その言葉に女の子たちはらっだぁの意思を聞きもせず 、 手を掴んで何処かへ連れて行った 。
連れて行かれる間際 、
r「 絶対一緒に帰るから 勝手に帰んなよ!!! 」
と 、 怒号にもにた声が聞こえたのは無視しようか 。
あーー 、 暇 。
らっだぁが連れて行かれてかれこれ30分 。
教室にはもう誰も残っていなく 、 一人だけ 。
そろそろ夕日も顔を出し 、 斜陽が入ってきた 。
p「 まだかな 、 アイツ ⋯ 」
「 あれ 、 ぺいんとくん ? 」
思わずそう呟けば 、 背後から軽く肩を叩かれ 、 声をかけられた 。
その声が女の子の声で 、 さらに 結構強い力で肩を叩かれたため 、 大きな声がでてしまう 。
p「 うおぁ !?!? び 、 吃驚した ⋯ 」
「 ちょ、 声でかいよ ⋯ 」
p「 あっ 、 ご、 ごめん ⋯ 」
「 いや 、 こっちも悪かったね 、 急に声かけて 。 てか 何してるの? ここで 」
クラスメイトの女の子 、 少しだけ面識もあって 、 話せる子が そうやって尋ねてくる 。
そりゃ 夕日の差す教室で一人何やってんだ 、 ってなるのはわかるけどそんなド直球で聞く ? 普通 。
p「 らっだぁ待ってんの 。 待っててって言われてるから 」
「 ああ 、 なるほど 。 今告白パーティー中だからね らっだぁくん 」
p「 だよなぁ⋯ めっちゃ待ってんのに 、 俺 」
「 ⋯ そんな可哀想なぺいんとくんに プレゼントあげよっか 」
p「 へ? 」
唐突に鞄をさばくりだしたと思えば 、 小さい箱取り出し 俺に突きつける 。
p「 なにこれ 」
「 今の時期から考えたら分かるでしょ ? チョコ余っちゃったからあげる。 まあ 義理チョコね 」
p「 あ 、 ありがと ⋯ ? 」
困惑しながらも箱を受け取れば 、 それじゃ 、 と言いクラスメイトは 教室をあとにした。
p「 なんかよくわかんないけど 、 遂に俺もチョコ貰っちゃったな 〜⋯ 」
ま 、 義理だけど 。
貰った箱を開けてみると 、 中には細切れにされたチョコが何個も入っていて 。
p「 ⋯ 美味そうだな 〜 、 お腹すいたし 一個食べよ 」
そのうちの一つを口に放り投げる 。
めっちゃ甘いってわけじゃなくて 、 カカオ味が強いチョコレートで 、 苦味とのバランスがちょうどよく 、 思わず頬がゆるむ 。
もう一つ食べよう 、 と 箱に手を伸ばした時 、 背後から急に頬をつねられる 。
r「 ぺんちゃん 、 何食ってんの ? 」
びよーん 、 と容赦なく引っ張ってきたのは 、 当たり前に らっだぁだった 。
走ってきたのか 若干汗が滲んでいる 。
p「 いだ ⋯ っ !? ちょ 、 らっだぁ ⋯ !? いたい いたいってば !! 」
らっだぁは 机の上に置いてあった チョコの箱に目をやれば 、 その中から一つ取り出す 。
r「 これチョコだよね ? 誰からもらったやつ? 」
p「 は ? そうだけど 。 さっき クラスメイトの子から 余ったからって 」
r「 ⋯ 余ったからって もらったの? 女から ? 」
p「 そうだけど 、 悪い ? 」
r「 ⋯ふーん 」
急に興味をなくしたと思えば 、 持っていたチョコを 俺の口へねじ込む 。
p「 んぶ ⋯ っ !? ちょ゙ 、 !! 」
r「 食べて 」
ぐ 、 と チョコを押し付けながら そういうらっだぁに 圧をかけられ 、 困惑しながらも チョコを口に入れる 。
その隙間にねじ込むように 、 今度はチョコではない何かが 口に入ってくる 。
p「 んぢゅ ⋯ ♡♡ ん゙ん 、 !!? ♡♡ 」
視界は 真剣な顔 、 いや 、 なんかもう怖い顔した らっだぁが 支配していることから 、 口内にねじ込まれているのが 舌だと悟る 。
くちゅ くちゅ ♡ 、 と なんとも厭らしい 水音が教室には響き渡り 、 息がしにくくて 、 視界が ぼやけていく 。
2人の体温でか 、 チョコが口内で完全に溶け切った時 、 漸く らっだぁは口を離した 。
p「 は 、ぁ ⋯ ? ♡ 」
r「 ふーん ⋯ 、 あんま美味くないねコレ 。 ご馳走様 」
ぺろ 、 と唇を舐めてから そう言う 。
p「 おま 、 なにすんだよ ⋯ !! 」
r「 何って 、 チョコ分けてもらっただけだけど 。 てかもう一個食ったから他いらないよね? 棄てとく 」
p「 は 、 はあ!? ちょ 、 らっだぁ !? 」
机においていた残りを乱暴に掴めば 、 呼んだ声に振り返ることもなく 、 らっだぁは 教室を後にした 。
一人残ってしまった教室で 、 椅子に深くもたれながら溜め息を吐く 。
何なんだよアイツ 、 人が作ったもん勝手に棄てて ⋯
てか 、 俺 さっき きす ⋯ された ? いや 、 そんな訳無い 。
俺は男で 、 らっだぁも 、 男で ⋯
じゃあ 、 さっきの行動の意味は ? なんで あんな怒ってたんだ ??
⋯ あーもう 、 ほんと 、 意味わかんない 。
〆