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シャスカ「なぁ、カヤト。さっき絵本のことについて話してたじゃん。もう一回聞かせてくれねーか?」
カヤト「しばらく経ってっから曖昧なところはあるけど、絵本に載ってることが全貌。大体合ってる。何でこれ全部知ってんのか分かんねーけど」
ボラス「著名は書いていないな」
ベラドール「特定手段ねーなぁ」
ボラス「前世の記憶を持ってる人が分かるんじゃないのか」
シャスカ「でも誰か分かんねーし。絵本の悪者死んでるんだぞ?何でカヤトなのって話」
ボラス「輪廻転生…じゃないのか」
シャスカ「転生?逸話じゃねぇのか?」
ボラス「本当に存在するのか分からないが説はある」
ベラドール「…んーでも、女帝は村の危機を救って犠牲者に来世を…、って書いてる。これじゃねーのか?」
シャスカ「すげーな」
ボラス「女帝さんが犠牲者を輪廻転生へ導いたのか。じゃあ、悪者は」
シャスカ「確かにー…んー何でだ?犠牲者でもないし」
ベラドール「おーい、カヤト。なんか知ってっか?」
カヤト「そこまでは知らない」
シャスカ「まぁ息してねーしな」
ベラドール「そっか…」
???「オイッ!!カヤト!!ここにいんだろ!!同僚から話は聞いた!!出てこい!!!」
ボラス「…?!誰だ?」
ベラドール「知り合いでもないか…」
シャスカ「な訳ないだろ。カヤト…もしかしてヴァンパイアハンターか?ハンターにとっても対象者の1人だしな…5日経って完治してからハンターに報告しに行こうかと思っていたが。早めにしておく方が」
ベラドール「待てよ!ワンチャン話通じなくて掻っ攫われる可能性も無くはないぞ!」
ボラス「ヴァンパイアハンターでも少しはこちらの事情に耳を傾けてくれるだろう」
ベラドール「それが…最近何だかおかしいらしいんだよ。なんでも以前より厳しくなってるというか。ハンターじゃなくて今は別の、女が率いてるみてーなんだ」
ボラス「何?聞いたことないな」
ベラドール「ば、番犬知らなかったのかよ。そういうの知ってる方かと思ったぜ。…密かに行動してたからな。街の事少しは聞けたんだよ。住人に。盗み聞きだけど」
シャスカ「まずいな…カヤトは治療中だ。前よりかは戦える力はないだろ」
カヤト「……?」
ベラドール「私行く!お前らも来い!」
ボラス「あぁ、そのつもりだ」
シャスカ「…よし」
???「……あぁ、ここで生活してる方々か。申し訳ないがこれは世界にとっても重要な活動なのだ。そこら辺ご了承願いたい」
そこには1人のヴァンパイアハンターが居た。ヴァンパイアハンターって間近で初めて活動してるの見るけど、こんな乱暴なんだな…。
シャスカ「別に貢献ぐらいいくらでもしますけど、それ、不法侵入ですよ」
ボラス「許諾を得ていないが。少々、いや、かなり強引的だろう。しかも、いるとは限らない」
ベラドール「あーヴァンパイアはここには来てねーよ」
???「同僚の目撃情報では、4日前の夜、カヤトとカヤトを連れている者の姿を見たというのがあってだな。連れた奴がここに居ると聞いた」
シャスカ「何でここなんですか?証拠あるんですか?」
???「ロングボブの緑髪、モノクルを着用していると言っていたな。どうやら、君のことのようだな」
そう言いながら俺の方を向いてきた。
げっ、確定で俺じゃん。よくそれを分かったな…暗かったのに…。
ベラドール「も、モノ、クル?」
ボラス「片眼鏡の事だ。…その時は暗かったはず…」
シャスカ「そうだ、なんかの見間違いとか??」
???「目撃した同僚は逸材だ。そんなことあるはずがない」
ボラス「おっと、聞きそびれた。一体何者なんだ?」
兵士「あぁ…俺とした事が。俺はマリアスというヴァンパイアハンターの1団体のメンバーだ。ゲルタ長率いるゲルツハンターとは違う。ヴァンパイアに対しての対処をグレードアップさせた団体だ」
ボラス「グレードアップか。例えば?」
兵士「ヴァンパイアにされた人間、半人間は最近、ルール改変により、人間に治し、専用の監獄に入れるみたいだな。結局は半人間もヴァンパイアには変わりはない、直す意味はないと、半人間問わず、ヴァンパイアは滅ぼすよう女王陛下が命令が下された。よってその馬鹿馬鹿しい活動の関係者、半人間は我々と同行してもらうという形で行っている」
シャスカ「そんなの聞いたことねーな…」
兵士「先程までこの家内を色々確認させてもらったが、ヴァンパイアに関する資料なんかが見つかった。前に言った君がカヤトを連れている事や資料、、、」
シャスカ「だ、だから俺じゃないですって」
兵士「お前達、一体ここで何をしているんだ?何者なんだ」
シャスカ&ベラドール「………」
ボラス「責任者、還元計画の責任者には許可を取ったのか?」
兵士「ああ、それは勿論」
ボラス「いや、それはないな」
兵士「何だと…?!」
ボラス「何故なら、俺らが責任者だからだ。悪いが、帰ってもらう」
兵士「…っ、く、クソっ!お前らか!!!」
シャスカ「あっ!」
ドガッ!!!
すると番犬に向かって殴りかかってくる兵士を俺は自身の体を相手へぶつけた。
バタン!
シャスカ「あっぶねー」
ボラス「…はぁ、まさかこんな事が計画されていた、とはな…」
ベラドール「…色々とやばくねぇか?どうするよ」
殴られて倒れていた兵士がヒョロヒョロと起き上がり、俺とベラドールは身構える。
兵士「お、お前らっ!顔、覚えたからな!!待っておけ!すぐ、、すぐにでも、!止めてやるからな!!!」
と、兵士は出て行った。
ボラス「このままここで活動は…出来そうにないな」
シャスカ「てか、今までよく活動してたのバレなかったな」
ベラドール「だな」
ボラス「今日はもう遅い、明日また考えよう」