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直美さん暴れるって(;¬∀¬)ハハハ…
「仲良く見えていたんだと思うけど、やっぱり前にも言った夫からの束縛っていうのはずっとあって……それ以上にDVっていうのが現実だったんですよね…」
「DV…そんな……」
「他の人からは見えないですよね、家庭内のDVって。私の場合は、性的暴力と精神的暴力が裁判所でも認められました」
……性的暴力と精神的暴力
思わず息を呑んだ私に
「終わったから言えますけど……あの頃は言えなかった。毎晩毎晩、私の意思や体調なんて関係なく何時間も抱かれるなんて…抱かれるっていうより欲をぶつけられるだけ……つらかったです」
彼女は、少しわかるように言葉を続けてくれた。
「…ごめんなさい……私が羨ましいって言ってしまっていたのも…つらかったんじゃない…?」
「いえ…私も弁護士さんから“性的暴力と精神的暴力”って言葉を聞いて、そのあと落ち着いてから、ここで話をした時は風子さんも精神的にきつかったのかなって思ったんです…はっきりと言えないし、当事者じゃないとわからないし難しいですよね。風子さんは…大丈夫ですか?」
直美さんは、そう言って私を見た。
「今は大丈夫…ありがとう」
「今は?大丈夫ならいいですけど」
「なんとか大丈夫になったかな……本当にびっくりなんだけど、うちは……夫が浮気したって、なって」
「ぇええぇ…?あの秋山さんが?ぇ……ウソ、でしょ?」
「恥ずかしいわよね、でも本当に」
「……先に“今は大丈夫”って聞いておいてよかった。じゃないと、私がここで暴れそうやった…風子さんが許せる何かが、ちゃんとあったってこと?」
暴れそうな興奮を抑えるようにコーヒーを飲む直美さんは、心配そうに私に聞く。