テラーノベル
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嵐のような祝福が続く中、翔太はふと、隣で余裕の表情を浮かべている目黒を呼び止めた。この数日間、誰よりも鋭い観察眼で自分を揺さぶってきた後輩。
「……なあ、目黒」
「ん? 何、しょっぴー」
「お前さ、涼太のこと何でも知りすぎだろ。……ぶっちゃけ、お前もあいつのこと好きだったりすんの?」
翔太の少し意地悪な問いかけに、楽屋の空気が一瞬だけ緊張した。しかし、目黒はふはっと笑い飛ばす。
「あはは、まさか。……俺、恋人いるんで」
「はああ!?」「誰、誰なん!?」とメンバーが食い気味に詰め寄る中、目黒が真っ直ぐに手を伸ばしたのは、なんと岩本の肩だった。
「ね、照?」
「……っ!?///」
目黒が優しく引き寄せると、さっきまで「アハハ!」と笑っていた岩本の顔が、一瞬にして耳の裏、首筋、地肌まで「ゆでダコ」のように真っ赤に染まった。
「……蓮、おまっ……今ここで言うことじゃねーだろ!!」
岩本は大きな手で顔を覆い、逃げるように目黒の胸元に額を押し付けて縮こまった。身長180cm超えのリーダーが、完全に「彼氏に甘える乙女」と化している。
「えええええええええ!? 嘘やん!!」 康二が持っていたペットボトルを落とし、ラウールは「ひーくんが彼女!? 待って、脳が追いつかない!」「呼び捨てだったし!!」と頭を抱えてのけ反る。
「ちょっと待て! 照、お前さっき俺に『おめでとう』とか言ってたよな!? どの口が言ってんだよ!」
翔太のツッコミに、岩本は目黒のシャツをぎゅっと掴んだまま、消え入りそうな声で「……うるせぇ……」と呟くのが精一杯。
「照、可愛いね。みんなに言えてよかった」
「……う、ん……。もう、みんな見ないでぇ……」
ゆでダコ状態の照を、目黒が愛おしそうに包み込む。そのあまりの破壊力に、ふっかが「これ、ゆり組の報告がかすむレベルなんだけど!」と叫び、阿部は「……めめいわ……これもまた、ジャスティス!!」とペンライトを振るような動きで悶絶している。
「……ったく。めちゃくちゃだよ、このグループ」
翔太は呆れ顔で笑いながらも、隣で優雅に微笑む涼太の手を、今度は自分から強く握りしめた。 「幼馴染」から「恋人」へ。そして、仲間たちの衝撃の告白。 世界一騒がしくて、世界一甘い二人の日常は、最高の爆笑と祝福の中で幕を開けた。
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私めめニキが大好きなの。
ということて!
このお話が完結です。
最後まで見てくれてありがとうございました!
コメント
2件

初コメさせていただきます 学校始まって忙しいのに素敵なお話をありがとうございます💙♥️ 楽しく拝読させて頂きました
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