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言われるがままにこちらに来たが、歓迎されていないのは侯爵を一目見て感じた。
期待外れだ、と言わんばかりの視線に、自分がどう思われているか、おおよそ察する。
私が今着ているのは市民の恰好だ。
帽子もかぶっているため、一見聖女だとわからない。
見た目は町娘のようだから、壮麗な聖女を期待していたなら、当てが外れただろう。
偽物ではないと証明したほうがいいだろうと、とりあえず帽子を脱いだ。
「初めまして、コンドルセ侯爵。オリビアと申します」
まとめていた髪が露わになり、侯爵の目が細くなる。
銀髪碧眼を見て、どうやら私が聖女だと信じたらしい。
「……体がかゆくてかゆくて、仕方がないのです。寝るのも寝つけず、起きてもぐったりしている。一日中気が滅入るんだ。なんとかしてください」
侯爵は不快を露わにして訴えた。
寝台の上か***********
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