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あなたに会いたくて、旅に出た黒姫エム 過去編2
世界は二つあるらしい。「この世」と「あの世」この世は生きている世界の事で、あの世はいわゆる亡者のいる世界。あの時自分で命を絶った梨乃は今あの世にいるのだろう。そういえば、”死”にも2つあるらしい。命を捨てた死と、忘れられて存在が無くなる死。そして、あの世にも2つ居場所がある。天国と地獄。楽になれると思ってこの世を去ったのにあちらの世界でも苦しまないと行けないとか……
私は旅に出た。梨乃ちゃんに会うために。そして、目を閉ざしてきた自分を確かめるために。
まずは髪を染めた。私の好きなピンクにした。
そして口調をお姫様口調にした。かつて梨乃ちゃんが言っていた。何かを真似することで自分もそのような存在になれる。と。
それから何も持たずに旅へ出た。街を歩き、農村を歩き、時には森にも行った。ご飯は数日食べていない。そろそろあの世の入口なのかな…そう思ったらなんだか安心してきた。私は諦めずに限界まで来れた。それとともに限界が来たみたいだ。
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…ん?なんか騒がしいな…
???:あ”っ!!おきたぁぁあ!
???:るせぇー!
ルキ:…へ?
???:困ってるじゃん!(困る)ごめんね!
???:ここは病院。君、倒れてたからさ!
ルキ:あ、ありがとうございます…ですの。
???:…?ですの…?
???:お姫様かよ…うげぇ〜
ルキ:んなっ!何なんですの!?何かおかしくて⁉︎
???:あっ、いやぁ、思ってた感じじゃなかった
からびっくりして…
???:お前、気弱キャラだと思ってたらクセすご
いんだなww
ルキ:なっ!?舐めないでくださいまし!!
???:あっはは!お姉ちゃん面白い事言うね!
私、ルル!
ルル:で、こいつがライ。
ライ:こいつゆうなっ!私達は中学1年だっ!
ルキ:あ、年下ですわね
ライ:なんか負けた……っ!
ルキ:はぁ?あ、てか、お二人が私を助けてくれた
んですの?
ルル:あわわ……私たちじゃないよ!
ルル:秘密の王子様♡
ルキ:…秘密の王子様って…夢見すぎですわ。
ルル:なっ!?(/// ^///)別にいいじゃん!
ライ:頭おかしーんだよ、ハゲっ。
ルル:おかしくないもーんん!
(その時、入院室の扉が開く)
ルル:わぁ……✨王子様っ…♡
ライ:おい、ピンクバカ。この人がお前を助けた張本 人だ
ルキ:……ふぁっ!?
続きはまた今度。
てか思ったけど急に雰囲気変わっちゃいました…私の悪い癖ですね(´▽`*)アハハ
#IIIパレット!
鮫島さめたろう
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コメント
3件
第2話、読み終えました…! 黒姫エムが旅に出る覚悟、すごく伝わってきました。髪をピンクに染めて、お姫様口調に変えて、自分を「梨乃ちゃんが言ってた存在」に近づけようとする感じ…その一心さが切なくて、胸がぎゅっとなりました。 最後の病院シーンでルルとライっていう元気な子たちが出てきて、急に雰囲気変わったけど、むしろ私はそのギャップが好きです。暗いだけじゃない、ちゃんと明るい空気も描けるのが鮫島さんの魅力だと思います。 続きが気になります…!