テラーノベル
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若井は俺の足を持ち上げて前傾姿勢をとり、体重を乗せて奥へ奥へと入ってくる
「や“めっ、やっ//…深っ…すぎ…む“っ…り…ふぁっ、…あ“っ…あぁ…あ//」
今まで幾度と交わっているせいで、若井は俺の弱点を熟知していた
もう気持ちよすぎて、だんだん訳がわからなくなってくる
俺の理性など、とっくにどこかに飛んでいって、ただ目の前の若井の事と快感の事しか考えられなかった
「ほら、元貴、、ここ、気持ちいでしょ…?気持ちいいって…言って…」
そう言って、俺の弱いところを的確に突く
「ふぁ…あ“っんっ…、…きもち…いい“…っ…」
「…わ“かい……あ“っ…わ…かい“っ…」
頭も回らず力が入らない俺はろくに抵抗できず、 ただ若井にしがみついて快感に耐え、かすれた声で喘ぎながら 名前を呼ぶことしかできなかった
「っ…ふっ…元貴……かわいいー…だいすき…」
若井が目を細めて俺を見つめる
額に、キスが落ちる
…くそっ…
やめろ…
……そんな…愛おしそうな声で俺の名前を呼ぶな…
…そんな愛おしそうな目で俺を見るな…
頼むから、、やめてくれ。
…これ以上、俺を溺れさせないで…
いつだってそうだった
若井はいつも俺に可愛いだの好きだの、 たくさん言ってくるけど、、
若井が真っ直ぐに伝えてくれる愛を、疑っている訳ではない
実際、若井は言葉でも行動でも、俺を本当に大事にしてくれていると心底感じるし、信じられる
だけど…、自分でわかっていた
きっと、、、
いや、多分、絶対。
いつだって若井以上に俺は、 若井のことが可愛くて仕方ない…大好きなんだ。
若井を心から…
心の底から愛している
あぁ、、
願わくば若井とずっと一緒にいれますように…
若井によってもたらされる愛しさととめどない快感で、勝手に涙が滲んで、溢れでる
堪らなくなって若井を見上げると、 今度は眉間に皺を寄せて俺の名前を呼びながら、腰を打ちつけていた
額には汗をかいていて、ぽたっと俺の身体に落ちる
その余裕がなさそうな表情と汗が滴る引き締まった身体に、心底欲情した
愛しい…
片手を伸ばして若井の頬にそっと触れる
とめどなく与えられる刺激が相まって、 また容赦なく上り詰めてしまう
「や“っ/んっん、、あ“っ、…はぁ……もぉ”…むり…いっ…く」
「はぁ…あ……俺も…限界…一緒にいこ…?…元貴…」
そう言われて、抱きしめられながら最奥にぐりっと押しつけられ、 耐えられる訳もなく果ててしまった
「あ“っ…あ“っ、わ“…かい……ゃあぁっ//」
情けない声を出しながら、自然に身体が弓なりに反り、白濁を吐き出す
視界がぼやけてガクガクと痙攣が止まらない
すかさず、若井から解き放たれた熱をビュクッビュクッと中で感じ、心も身体もこれ以上ない程に満たされた
「っ…はぁ…はぁ…はぁ…」
お互いに肩で息をしながら、呼吸を整える
まだ、身体がぞわぞわして仕方がなかった
若井は荒い息を吐きながら、ずるっと俺から自身を引き抜くと俺の足をおろし
「元貴……」と名前を呼んで、 汗で額に張りついた俺の髪の毛をはらい、額と瞼にキスを落とす
そしてふわっと抱きしめた
俺の身体は深い絶頂を迎えたせいでなかなか痙攣が治まらず、 若井の手にいちいち反応してビクッと震える
「…元貴…大丈夫…?」
「ごめん、俺、、調子乗っちゃった、、元貴が、、かわいくって…」
「…しかも……中に…だしちゃったし…」
若井はてっきり俺に怒られると思い、ばつが悪そうにしながら、 でも…とか、だって…とか、モゴモゴと言い訳を呟いている
「んんっ…だいじょぶ……」
ちゃんと、俺も素直に言葉で伝えなきゃ
…恥ずかしいけど
「わかい………ありがとうね…俺、幸せ…」
「…えっ……///」
よっぽど意外で驚いたのか、若井が目を見開いて俺の顔を見る
恥ずかしくて目線を合わせられず、そっぽを向いた
「え…えっ…それって、、えっ…?」
「そんなに気持ちかった…_//?」
心底嬉しそうな笑顔でぎゅうっと若井が抱きしめてくる
「…アホか…」
おれの声が聞こえてるのか聞こえてないのか、 若井は
「…そっか〜、そんなよかったかぁ…///元貴、”きもちいい”っていってたもんなぁ…」と言って、俺の顔を覗きこんできた
「おい、ふざけんな、お前っ」と若井を睨む
若井はふふっと笑って
「ごめんね。//」と言い、俺の頭を撫でた
「元貴…すき…愛してるよ、、。」
「うん…。………俺も…、愛してる、、。」
普段、愛してると言えない俺の発言に、また若井はびっくりしてたけど、眠気が襲ってきて目を瞑った
この上ない幸福感に包まれながら、若井の腕の中で眠りについた
…終
コメント
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初めまして。最高な作品に辿り着けて嬉しいです‥! 2人が可愛すぎて、色っぽ過ぎて、癒されました。ありがとうございます。