雷が鳴って怖くて、隣に居た北本先輩に思わず抱きついてしまった。
さっきまでは怖くてそれどころじゃなかったけど、ようやく雷が鳴り止んだ事で落ち着きを取り戻したわたしは……
(こ、この状況は、一体!?)
気付けばいつの間にか、北本先輩に抱き締められていた。
「…落ち着いたか?」
「!」
声を掛けられ、思わず驚いてしまう。
「は、はい!す、すみません!」
恥ずかしさでわたしは先輩から離れようとすると、
「……長谷川、話がある。このまま聞いて欲しい」
そう、先輩から告げられ
「……」
緊張し過ぎて何も言えず、頷くだけ。
一瞬の沈黙の後、
「いつ言おうか悩んだけど、これ以上先延ばしにするのは嫌だからはっきり言う……」
先輩は話を切り出した。
抱き締められてる事で、先輩の鼓動の音が聞こえてくる。
(先輩も、凄く、緊張してる……)
そして――
「環の事もあったし、こ****************************
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コメント
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良かったぁ、!