テラーノベル
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翌朝。 僕は、カーテンから漏れる朝日の中で、猛烈に頭を抱えていた。昨夜の記憶が、鮮明にリプレイされる。いい年したおっさんが、一体何をやってしまったんだ……。
「……ん、おはよう、陽一さん」
寝相のあまり良くない彼女は、ガウンがはだけていて、その白い肌には……『昨夜の痕跡』が点々と散らばっていた。目が合った瞬間、彼女は当然のように抱きついてくる。
「昨日は……ごめん。やりすぎた」
「私は大丈夫。なんでそんなこと言うの?」
「いや、もはや我ながら恥ずかしすぎて……穴があったら入りたいというか、できれば消去したい記憶というか……」
すると、彼女は僕の胸に顔を埋め、さらに強く抱きついてきた。
「えーっ。私は幸せすぎて、ずっと覚えてたいな。……『永久保存』です♡」
(これは……当分忘れてくれそうにないな)
僕は諦めて、苦笑しながら彼女の肩を、そっと抱き寄せた。
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#独占欲