乱「盗聴器…」
その時、乱歩さんの顔が確信めいた顔をする
夜「理解していただけてなによりです」
コンコンコン
国「話は終わりましたか?」
安「もうそろそろ面会時間が終了とのことですので…」
夜「ああ、引き止めて悪かったね」
乱歩さんがある物を手の平に置く
乱「…君の大切な物だろう」
夜「‥ありがとうございます」
ガララ…
パタン。
夜「…流石、名探偵ですね」
其処には青色に光るブレスレットがあった_
一日後_
太「ふぅ…」
ポートマフィアに戻ってから毎日が忙しい…
まだ殺しはしてないけど、近々やるだろう。
中「はっ…手前!?」
太「げっ…蛞蝓」
中「だからその呼び方やめろって云ってんだろうが!!てか手前いつ戻ってきた!!」
中也は此処三日はずっと任務だったから会わなくて当然だろ…
太「三日前」
中「手前ッ…いつの間に」
太「森さんは双黒としてまた動けだって…なんで帽子置き場と動かなきゃいけないんだ…」
中「俺だって嫌だわ!!でも首領の命令なら仕方ねぇ…」
変わらないねぇ…
中「俺は任務いってくるから…手前、何もやるなよ?」
太「はいはーい」
廊下を歩く
芥「太宰さん…!?」
太「ああ、芥川君。僕は幹部に戻ったから。」
芥「はっ…」
それを遠くから見ている樋口
樋「先輩…!良かったですね!!」
太「えーと…」
今日は任務が盛り沢山だなぁ…
流石ブラック企業。
パキ
何かを踏んだ音がした
太「何だこれ…」
黒い物体。
自分の部屋に帰って見る事にした
太「これって…」
盗聴器。
それも聞く側の。
国「全く…あの阿呆が居なきゃ気が狂うな」
国木田君…
という事は武装探偵社にある。
太「…ある意味良い機会か」
このまま盗聴を続けてみる事にした
動く気配があったのは一時間後。
国「そろそろ行くか…」
行く…
何処にだ?
其処から少し経って
ガラガラ…
国「夜月、体調はどうだ」
夜月…
先輩。
行方不明だったのに見つかったのか…
でも、場所が病院ってどういう事だ?
夜「そこそこかなぁ?」
国「まぁ…早く復帰してあの唐変木の代わりをやってほしいものだな」
夜「頑張るよ〜」
代わり…
やっぱ、僕は必要無かったのかな。
夜「くにきぃーだくん!私のある秘密を教えて進ぜよう!」
国「要らん。」
夜「そんな早く切るかい…?私の兄弟の話なのに」
ピクッ
国「は??」
先輩に…兄弟?
話なんて一度も聞いた事無かったのに…
夜「私にはねぇ、兄弟が居るのだよ!!」
国「待て待て…まずお前に兄弟という事を始めて聞いたんだが」
夜「ええ、当然でしょう。話してないもの」
やっぱりか…
国「はぁ‥それで」
夜「実は兄弟の事だけ、唯一下の名前呼びするのだよ!」
国「…聞いて無駄だった」
夜「そんな事云わないでくれ給え!?」
唯一下の名前呼び、か
夜「特に「君」とかも付けずにね。だから単体の呼び方なのだよ。それを云うのは此の世では一人しかいない」
国「…ちなみに誰だ?」
先輩の、兄弟かぁ…
夜「教えなーい☆」
国「其処まで云ったんだったら教えても良いだろ…」
夜「そういう事では無くてね。いずれ判る事だから今は良いんだよ」
国「?、そうか」
いずれ判る…
いずれ……
僕はその言葉が嫌いかも、ね
国「俺は帰るぞ?」
夜「良いよ〜わざわざ悪かったね」
国「じゃあな」
…僕は何の為に盗聴していたんだ??
太「はぁ…まぁいいや」
ポイッ
黒「行ってらっしゃいませ」
太「うん」
そう云いながらポートマフィア玄関を出ていく_
矢先。
黒「なんだこれ?」
床に落ちている黒い物体
近づいてみると_
黒「これはッ_!?」
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