テラーノベル
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⚠️意味不明なところがあるかもしれません。申し訳ございません。
⚠️影山零治に対してすごい暴言(ネコの退屈的にはすごい暴言)が出ると思います。
申し訳ございません。
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子供たちが楽しそうにサッカーボールを追いかけている。光明院は静かにそれを橋の上から眺めていた。
かつての自分もあのようにボールを追いかけていたのだろうか。そう思いながらサッカーコートを見つめた。
車が止まる音が聞こえ、光明院は顔だけで振り返ると高級そうな車が止まっている。光明院は眉をしかめて車の後部座席の窓から覗かせた男を睨みつける。
「光明院つづるさんだね。」
その声には聞き覚えがあった。
否、あった所の話ではない。
「……」
返事もせずに、男を鋭くなった眼光で睨みつ続ける光明院に男は不気味に笑い、「そう警戒するな」と言う。
「………“帝国学園”の総帥様が他校の一般生徒になんの用?」
光明院が男を睨みつけるのをやめて、橋に寄りかかり、両ポケットに手を突っ込みながら疑問をぶつける。そう呼ばれた男はまた不気味に笑う。
「知っていたのか。」
そう問われた光明院は、はぁ、と両ポケットに突っ込んでいた両手を出して、しょうがないな、というジェスチャーをしながら、答える。
「……総帥様は自己顕示欲が強くて困るねェ。」
光明院はそう言って、腕をくみながら、男を見据える。男と光明院の視線が交差した後、男は不気味な笑みを浮かべる。
「雷門に帝国から練習試合を取り付けた。」
その言葉に光明院は、円堂と貼り付けてあるポスターを思い出す。
「……帝国学園は暇なんだな。」
他の中学校に、頼めばいいものを。
そう続けようとした光明院は、ハッとしたように瞳を見開き、男を睨みつけた。
「気づいたか、そうだ。」
光明院は、苦々しく「チッ」と舌打ちを漏らした。
最悪の連想をしてしまった。男は「ではな。」といい、そのまま後部座席の窓を閉め、車を走らせた。
(「面倒くさ。」)
そう思って光明院は髪をセットした髪をかきあげる。ストレートヘアの彼女の髪はすぐに戻ってしまうが、光明院は気にすることなく、薄紫色の髪の間から男がさった方を見つめた。
静かに拳を握りしめながら。
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