この作品はいかがでしたか?
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コメント
6件
神作すぎますッ…!!✨️ この悲しい系の恋愛好きですッ…!🥹 表現の仕方が上手すぎです👍🏻 参加ありがとうございますっ!!🙇
えぇぇ…っ!? ほんとに半年ぶりに書いたんですの、??? 上手すぎません…??✨️ うぅぅ、、好きぃぃ、、(((語彙力よ 私も最後期待してた…ッッ えぇ…まって好きよ私こういうの(( なんかもう…うん、好き(( 語彙力なさすぎて好きしか言ってないよもう(( 親友とすら思ってくれないなんて、、… 参加ありがとう🥹 結果発表楽しみにしててねっ!
莉麗姉ちゃん方のコンテスト!
もう1人の方はアタクシ申し上げないのですが(死ね
でもまぁ久々にいれいすをやっていこうと思います!
初めてサムネの絵自分で描いた!描いたことない構図ばっかだから下手なのゆるちて((⇽
いれいす書いたの半年ぶり!(
憧れの人を参考にしまくったから所々いびつ((憧れの人はいびつじゃない
あ、プロローグ書いたよ☆
START!
※桃白
※バドエン(?)
※「」初兎 『』ないこ含むその他
※エセ関西弁含む
𝑷𝒓𝒐𝒓𝒐𝒈𝒖𝒆
『しょーちゃんっ!』
『今日遊ぼっ!』
『しょーちゃんチーム一緒に組もっ!!』
『しょーちゃんこれわかる?』
『俺もわかんないの教えるよっ!』
なんで…なんでや…
僕だけは、僕にだけは他の人よりも仲良かったんに、優しくしとったのに
なんで、なんで…
「ないちゃんと付き合えるのは僕じゃないねん…」
本編
『有栖さん、今日も静かだね…』
『私、あーゆー人嫌いなんだよね。自分はぼっちで寂しいです〜って感じの雰囲気の人』
『それな〜』
「…」
全部聞こえとんねんなぁ、
僕は小さい頃から周りに馴染めなくて、いつも一人でいる
だからってわざわざ悪口なんて言わんくてええやん。好きで一人でいるんとちゃうし。
いっつも本読んでるからって何も聞こえへんわけちゃうんやで。
そんなことを考えているとトントン、と肩を叩かれた。
『ねぇねぇ
有栖さんていつもどんな本読んでるの?』
「!?ぇ、あぇ、」
え、内藤さん…?
彼はうちのクラスで1番…いや、うちの学校で1番の人気者、内藤ないこ
なんでそんな陽キャが僕に話しかけてきたん…?
『、?聞いてる?有栖さん』
「っあ、ごめんない。なんですっけ、?」
『えっと、有栖さんっていっつもどんな本読んでるの? 』
何故か内藤さんは僕の読む本が気になるらしい。
なんで陽キャがそんなことを…、?
とりあえず今読んでる本を見せてみた。
「これ、ですかね。
サッカーの小説なんですけど…」
『!それ知ってる!面白いよねっ!』
自分の知っている本だったことが嬉しいのか、ぱぁ、と顔を輝かせた。
「読んだことあるんですね」
『うんっ!友達がこの前貸してくれたんだ!』
友達…
ぴくりと体が動く。
さっきも言ったが、僕は小さい頃からひとりでいる。
もちろん本を貸し借りできるような友達もいない。
そっか…内藤さんは友達が沢山いるんやな…まぁ、陽キャやし当たり前か
「良かったですね」
『!』
やばい…。
友達という単語でテンションが低くなったとはいえ、それを相手に気づかせてしまった。
嫌われたかもしれん…
『有栖さん…』
「…はい」
ゴクリ、と息を呑む
『…連絡先交換しないっ?』
「……へ?」
思わず情けない声が出てしまった。
連絡先…?
なぜ彼はそこまで僕に興味を示すんやろうか
理由は分からないが悪い人ではないし連絡先を交換しといた。
◇◆◇
あれから数ヶ月。
僕とないちゃんはお互いをあだ名で呼ぶくらいは、完全に”親友”になっとった。
『しょーちゃんっ!
今日あそこ寄らない?』
「!ええな!行こうや!」
『うんっ!』
こんな他愛のない会話ですら、特別に感じる。
僕はいつの間にか、ないちゃんに、”友達”とは違う、”恋”の気持ちが芽生えて言った。
そんな時やった
ないちゃんに彼女が出来た。
『紹介するね!
この子、俺の彼女!』
にっこりと笑ってる”好きな人”と、照れくさそうに微笑むないちゃんの”彼女”
僕はないちゃんに彼女が出来たという現実を受け入れきれなかった
◇◆◇
その日の放課後、僕は家で泣き叫んだ。
お母さんにも怒られたが、涙が止まるわけなかった。
ないちゃんに彼女が出来た
その事実が辛くて、ずっと泣いていた。
それからというもの、僕はないちゃんといれる時間がすごく減った。
別に自分から避けている訳では無い。
ないちゃんは休み時間、いつも彼女のクラスへ向かうから、話すタイミングどころか、話しかけるタイミングすらもないのだ。
唯一あるとすれば、移動教室の間ぐらいだろう。
そんな大事な移動教室の時間でさえ、話せる時間はほとんどない。
そりゃないちゃんは学校一の人気者。友達なんていっぱいいる。
もちろん、親友も
だからほとんど話せる時間が取れない
そんな時ですら、僕はこの恋を諦められずにいた。
この恋に、ケジメをつけたい。
だから僕は今日、ないちゃんを呼び出して告白する。
フラれることなんて分かりきっている。でも、ここで告白しなければ僕はずっとないちゃんを追い続けるだろう。
そんなの、ないちゃんにも、ないちゃんの彼女にも申し訳ない。
だから、今日ここで告白しなければいけない。僕のためにも、ないちゃんのためにも。
そんなことを考えていると、ないちゃんが屋上にやってきた。僕を見るとないちゃんは直ぐに表情を変えて笑った。
『話すの久々だね!』
「そーやな 笑」
こんな会話をしていると、これから言うことが申し訳なくなる。
きっと告白すれば、ないちゃんは、気まずくて僕から距離をとると思う。
それは辛いけど、でも、言わなきゃ
「…ないちゃん」
すぅ、と息を吸う。
「…好きや」
『…ぇ』
言った。
ないちゃんに好きって言った。
『ごめん、
知ってると思うけど、俺、彼女いるし、しょーちゃんは、あくまで友達だから…』
最悪なことに気づいた。
ないちゃんは僕のことを親友ではなく、友達としか思っていなかったらしい。
親友やと思っとったのは、僕だけなんやな…
『あと、しょーちゃんって男だし、そーゆー風には見れない、かな』
だろうな、と思った。
予想通りの答えが返ってきた。
「ええよ。ただ伝えたかっただけやし」
『うん、ありがと。
じゃ、じゃあね…』
そう言うと、ないちゃんは走って行ってしまった。
「…っう」
涙が出る。
本当は少し、期待していた。
実は俺も好きだったとか、しょーちゃんの方がいいとか、一生親友でいたいとか、そんな言葉を望んでた。
でも、友達って言われた、男だしそーゆー風には見れないと言われた。
本当にこの恋の諦め時が来てしまった。
こんな思いをすることになったのなら、
あの時、連絡先交換を断っていればよかったのに