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シュヴェルト王宮を旅立ったヴァレナたちは、とある街に向かっていた。
馬車で二日ほどの場所にある、山域近くの街――ネーベル。
(最初の人生のときは、毎回祈りで場所の確認をしながら移動していたから数日かかったけど……今回は二日で済むからラクだなぁ)
馬車から窓の景色を見ながら、ヴァレナはそんなことを思っていた。
「……それにしても、うちみたいに『王族から聖獣騎士が出た』って報告したわけでもないのに、すぐ居場所がわかるもんなんだな」
ヴァレナの隣に座るレオンがしみじみと言うと、向かいに座るヨシュカが口を挟む。
「聖女の祈りの力は、聖獣騎士とのつながりを見る力ですので。この力がなければ、他の聖獣騎士との合流は叶わないでしょう」
「つながり、か……じゃあ逆に、俺が離れたヴァレ*************************
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