太宰の様子が最近変過ぎる。
趣味の自殺すらせず仕事をしながらぼーっとしたりするので器用だと思った。しかしかなりの頻度で此方を見てくるし、見てきた後何かボソボソ云っているし本当に何なのか分からない。気になるので聞いてみることにした。
「おい太宰」と軽く声を掛けたつもりが、太宰には想定外だったらしく、
「ウワオァァアッ」とあからさまに驚いた声がする。
太「珍しいですね、乱歩さんから声を掛けてくるなんて…あっ厭という訳ではないんですけれど」
乱「珍しい…?あっそうだ聞きたいことがあって」
太「なんですか?、」
乱「お前、時折此方を見てボソボソ云ったり自殺もしないしどうしたんだよ」
太「乱歩さんでも分からないことあるんですね」
乱「分からないことを悪だとは思って無い。早く理由を云え此の包帯無駄遣い装置」
太「うグッ地味に傷付くので辞めてください」
太「嗚呼えっと…貴方の事が好きなんです」
ポカンとする。僕に向けられた言葉だと認識するのに時間が掛かる
乱「同性愛者だったのか…否定はしないぞ」
太「両性愛者です。」
乱「へーまぁ否定はしないよ」
太「貴方の事が好きになので付き合ってください」
乱「えっ…?」
太「あっあと」
乱「えっ…えっなに…」
太「今日抱きますね。」
その言葉が発せられた瞬間ビンタしてしまった。 唯僕が非力な余りそこまでダメージは食らって無かったがかなりの音がしたため周りがザワザワした。
「もういい!駄菓子買ってくる!!!」
その空気に耐えかねて外に出た。
どういう…なんで僕を好きになったんだろう。抱くって云われても困る…貴方の事が好きって僕、彼奴のこと誑かした覚えないし……
まぁ明日考えればいっか!!抱くって云ってもドアに本棚とか固定してたらはいれないって!というかなり頭の悪い現実逃避をして駄菓子を買いに行った
今日の帰り道。何か後ろに気配がするけど気にせずに帰った。この判断は僕にしては莫迦だったと思う
疲れていたのでドアに鍵を二重で掛けるのとドアチェーンを付けるぐらいでそのままベッドで寝てしまった。ガチャガチャと云う音と何か鉄が切れる音がする。
もしかしてと思いベッドからクローゼットに隠れる
乱歩さん抱きに来ましたと声がする明らかに太宰の声だ。やばい。彼奴ストーカー…?いや…メンヘラ?記事で読んだメンヘラやストーカーに近しい行為を今まさしくやられている。僕の居る部屋に近づきドアを開ける。ここはベッドがあるんですね。クローゼット…何着か持って帰るか…と声がする
えっ嘘だろ厭クローゼットを開けられる事と何着か服を持って帰るつもりって云うのがっやばい開けられる。
クローゼットの扉が開く。太宰と目が合う
太「あれ乱歩さんいらしたんですね。どうしてクローゼットに隠れてるんですか」
乱「えっお前の常識では家に不法侵入されて隠れない人が居ると思ってるの?」
太「はい」
太「あっ不法侵入だけじゃなくてちゃんと抱きますから安心してください」
乱「いやっどっちも厭だっ」
壁ドンの様な…これはどちらかと云うと逃げられないようにしているのか…腰に手を回される。普段触られない処なのでヒッと声がでる。
「辞めろ」と云おうとした瞬間接吻される。
舌を絡まされたり吸われたりなんかほわほわして息ができない。10秒程の接吻を終え、足りない酸素を吸い込もうと必死に息をする。足に力が入らず太宰から逃げたいのに太宰を必死に掴んでしまう。
太「可愛いですね♡」
乱「うるっ、さ///」
太宰に抱きかかえられてさっきまで寝ていたベッドに押し倒される。非常に厭だ。全力で拒否したい。でもそんな力はない。半ば諦めつつ打開策を練っていると太宰がそうそう手錠持ってきたんですよといい早い手付きでベッドと手が手錠で繋がれる。
これで打開策を全部無くなりましたねと云ってシャツの中に手を入れられる。
疲れたのでここで切ります!
コメント
2件
太宰さん狂っててめっちゃ好きです!!
続きをお恵みください〜😢😢