テラーノベル
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「「「「えっ!? ラウ!?」」」」
全員が声のした方を見ると、いつの間にか部屋の端のパイプ椅子に座り、ドリンクバーのメロンソーダを優雅に飲んでいるラウの姿があった。
ラウールsaid
ラウール「おい、そこの集団幻覚ども。人のカラオケルーム(さっくんが勝手にグループLINEに部屋番号を載せた)を、ピンクの聖域にするのをやめろ」
はい、またまた登場しました、ラウールです。実は、彼氏会をずっとみてて「彼女会に乗り込むぞ!」って息巻いて楽屋を出た瞬間、僕は直感した。
「あ、これ、絶対おもしろい現場になるやつだ」腐男子としての血が騒いだ僕は、彼氏会が終わったら家でアニメを見る予定を急遽変更。彼らより一足先にこのカラオケルームに潜入し、ドリンクバーの陰に隠れて(嘘です、普通に店員さんに案内されました)、彼らが乗り込んでくる瞬間を今か今かと待ち構えていたのだ。
結果。大・満・足。
目の前で繰り広げられる、4組同時のイチャイチャパラダイス。
めめと康二くんは、ハニトのイチゴを「あーん」し合いながら、お互いの顔にクリームがついて
向井「あはは、めめついてるぅ」
目黒「康二の方が可愛いよ」
とかやってる。画面の糖度が高すぎて、僕の血糖値が上がりそうだ。
岩本くんとふっかくんは、岩本くんがふっかさんの膝枕で完全に寝ている。ふっかさんは、ツンデレと言いつつ、岩本くんの寝顔を本当に愛おしそうな目で見つめながら、頭を撫でている。うん、これ、ただの「実家のリビング」ですね。
舘さんとしょっぴーは、舘さんが延々としょっぴーの「肌の美しさ」をロイヤルな語彙力で褒めちぎり、しょっぴーが
渡辺「うるせぇ! 黙れ! 歌え!」
と言いながら、マイクで舘さんの頭を軽くポカポカ叩いている。叩かれてる舘さんなんでそんなに嬉しそうなの?
あべちゃんと佐久間くんは、もはや共通点ゼロの両想いとかいうレベルじゃない。2人でアニソンのデュエットを組み、あべちゃんがあざといウインクを佐久間くんに飛ばし、佐久間くんが「キャーーー! 王子様ーーー!」と絶叫している。完全に2人だけのライブ会場だ。
渡辺「……ラウ、テメェ、なんでここにいんだよ!」
ようやく僕の存在に気づいたしょっぴーが、真っ赤な顔でメンチを切ってきた。
ラウール「僕ですか? 僕は、あなたたちの『生態観察』に来ただけです。ほら、舘さんがまたしょっぴーの腰に手を回そうとしてますよ。早く怒らないと、ロイヤル貴族に喰われますよ」
渡辺「っ、涼太!! 離せって言ってんだろ!!」
宮舘「ふふ、翔太のそういうやんちゃなところも、僕のロイヤルハートを刺激するんだ」渡辺「うるせぇ!!」
本当に、このお兄ちゃんたちはチョロい。僕がちょっと煽るだけで、最高のリアクションを返してくれる。僕はスマホを取り出し、画面を操作するフリをしながら、無音カメラで「4組同時ホールド」の奇跡の瞬間をカシャリ。
これ、僕の裏アカウント(鍵付き、フォロワー0人、僕専用の聖域)にアップしたら、サーバーが爆発するレベルの神写真だ。
佐久間「あ、ラウも一緒に歌おうよー! 『おジャ魔女カーニバル!』入れるね!」
佐久間くんが、ハイテンションでマイクを僕に差し出してきた。
ラウール「拒否します。僕は、あなたたちがイチャついているのを肴に、メロンソーダを飲むという高尚な趣味に忙しいので」
向井「冷たいなぁ、ラウは! めめ、ラウにも『あーん』してあげて!」
康二くんが、とんでもない提案をしてきた。
目黒「えっ、康二が言うなら……。はい、ラウ、あーん」
国宝級イケメンのめめが、生クリームのついたイチゴを僕の口元に差し出してくる。
ラウール「……結構です。僕、男からの『あーん』は、受けと攻めの間でのみ許される神聖な儀式だと思っているので、僕のような一般通過最年少が受けるわけにはいきません」向井「え? 何言ってるん? ラウ?たまに難しい言葉使うなぁ」
康二くんはポカンとしている。うん、君はそのままでいい。そのピュアさがあるからこそ、めめという大型犬を狂わせることができるんだから。
時計を見ると、夜の11時を回っていた。急遽できた自由時間だったけれど、結果的に、このグループの「絆(という名の特濃の愛)」が、より一層深まった夜になったんじゃないだろうか。
僕が裏で糸を引いて、この4組をくっつけたあの日から、グループの雰囲気は格段に良くなった(楽屋の酸素濃度は下がったけど)。
みんなが幸せそうで、それを見守る僕も(いろんな意味で)最高に幸せだ。
ラウール「よし、そろそろお開きにしよ。明日も朝から全員でMVの撮影だからね。遅刻したらマネージャーさんにチクるよ!」僕が立ち上がって言うと、
みんな「えーーー!」とブーイングの嵐。
目黒「もうちょっと、康二といたい……」
宮舘「僕も、翔太とのロイヤルな夜を延長したいな」
佐久間「あべちゃんとまだ歌い足りなーい!」
深澤「照、もう眠い……。お家帰ろ?」
最後まで三者三様、四者四様のバカップルっぷりだ。
ラウール「はいはい、移動の車でも隣同士にしてあげるから、早く片付けて〜」
僕が言うと、みんな一斉に
「ラウ、大好きーーー!!」と、僕の方に詰め寄ってきた。
ラウール「ちょっと、一斉にこないでよ! 僕はあなたたちの愛の対象外です! 抱きつくなら、自分の相方にしてください! ほら、めめは康二くんを! 舘さんはしょぴーを! 岩本くんはふっかさんを! あべちゃんは佐久間くんを!!」
僕の的確な(指示という名の)叫びによって、お兄ちゃんたちは再びそれぞれの恋人の元へと戻り、ぎゅーっと抱き合い始めた。うん、素晴らしい。
僕は、大満足のフォルダを胸に抱き、彼らの後ろを歩きながら、ひそかにニヤリと笑った。
僕たちのグループの明日は、きっと今日も、ピンク色の霧で包まれているに違いない。
めかぶぷりん
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ゆゆ

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コメント
3件
全部読ませていただきました、 ずっと💛💜が尊すぎて…😇😇 もっと書いてほしいです👉👈 フォロ失!
ラウール視点、めっちゃツボったわ! 彼氏会のあとで自分は観察者に徹するってスタイル、腐男子的な血が騒ぐって台詞が最高すぎる。各カップルのイチャイチャを冷めた目で分析しつつ、最後はやっぱりみんなから愛されてるラウールの立ち位置が可愛い。あと「一般通過最年少」って自称、笑った。次回もラウールの裏アカにアップされた神写真を妄想して待ってる🔥