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コマ「これ…ちゃんと不良に見えてるかな…?;」
前髪をワックスで逆立てたコマが心配そうに自分の格好を見やる
ジンペイ「んだ、コラ!ッ飛ばすぞコルァ!!」
コマ「おぉーっ!ジンペイ君、良い感じ!」
ジンペイ「だろ?」
コマに褒めらられてジンペイはドヤ顔をかました
マタロウ「コマ君もぉ、何か言い返さなきゃァ!」
コマ「えッ!?こ…コマるよ…何を言えば…;」
コマは眉を下げる
マタロウ「例えば…
ケツの穴から指突っ込んで、奥歯ガタガタ言わせたろかいィ!!(響)」
マタロウ「とか…」←任侠物も割と好き
ノリノリで目つき悪くするマタロウに、コマはポカンとなる
アゲハ「ほら、コマ君も何か言ってみて?」
コマ「ぅえ!?…じゃ、じゃあ……」
コマ「け…ケツの穴からおなら出したろかぁ~い!!(響)」←
もうヤケクソでポーズをキメるコマ
ジンペイ「上等じゃぁーい!!(響)」←←
それにノリノリで張り合うジンペイ
女性陣は呆れに呆れて半目になっている
アゲハは額に手を当ててため息を吐く
すると、空き地に不良達が乱入してきた
「クソッ!何やってんだ、お前ら!!」
マタロウ「ホ…本物キタ!;」
先程まで気がっていたのに途端に怯えだすマタロウ
ジンペイ「んだ!コラ!んのか?コルァ!ッ飛ばすぞオルァ!!」
ジンペイは目つき悪くして不良のリーダーにガンを飛ばす
「…この野郎……上等じゃねえか!!」
リーダーはキレてジンペイに殴りかかろうとする
が……
「ぐわぁッ!!」
苦しそうな呻き声とともに、リーダーが吹っ飛ばされた
「ま…まただ!」
「おい、逃げるぞ!;」
不良達は怯えた声を上げると、大慌てで空き地から逃げ出した
ネナ「な…何が起こったの…?;」
ネナは唖然として不良達が去った方向を見つめる
マタロウ「コホンコホン……やっぱり透明ヤンキー黒沢の正体は、獅子黒。
あなただったんですね!」
ネナ「え?」
マタロウは途端にコナッポインモードに突入し、瞳をキラキラと輝かせながら誰も立っていない場所を指差した
すると、そこに光の粒子が集まり、獅子黒が姿を現した
ネナ「あっ…!み、見えた!!」
ネナは目を剥いて獅子黒を見やる
今度はアゲハが塀の向こう側を指差す
アゲハ「メラ先輩も!そこにいるのは分かっていますよ」
メラ「クッソ!バレたか…!」
観念したかの様にメラが姿を現した
元の姿に戻ったマタロウはスポットライトに照らされ、ハンカチを振って辺りに謎の粉を振り撒いた
マタロウ「コホンコホン……いやぁ、最初からこの事件はコナっぽかったですが、
まぁコナッぽく真相解明!」
マタロウはクルリと此方を振り向く
マタロウ「獅子黒……君はメラ先輩の指示で不良達をボコボコにしたり、
走るトラックを横転させたりした……
そうだね?」
マタロウに下から覗き込まれるようにして見られるも、獅子黒は沈黙を押し通すだけ
マタロウ「確かに、全ての事件の犯人はメラ先輩と獅子黒だけど……
なら、2人は悪者…?」
マタロウ「否ッ⤴バウアァァァ!!」←
マタロウはグインと思いきり背を仰け反らせると、素早く起き上がってポーズを決めた←
コマ「否バウアー久しぶりに見た!;」
マタロウ「2人は、良かれと思ってやってたんだ!」
どこぞの超有名探偵の如くビシッとポーズを決めるマタロウに一同は驚愕
「「「「「えぇっ!?;」」」」」
フブキ「良かれと思って…?」
マタロウ「多分不良達を倒したのは、喧嘩や揉め事を止めようとしたから。
そしてトラックを横転させたのは、道路に居た子犬が轢かれてしまうと思ったから」
マタロウ「2人共、本当は正義感に溢れたとっても良い奴なんだっ!」
マタロウは背景にナイスガイと書いて頬を染める
アゲハ「でも、助けたいなら、メラ先輩が堂々と助ければ良かったのに…」
「「「「うん」」」」
アゲハの言葉に賛同してジンペイ、コマ、フブキ、ネナの4人はコクッと頷く
マタロウは頬に手を当てる
マタロウ「確かにそうだけど、それは出来なかった。
何故ならメラ先輩は……
人前で良い事をするのが苦手な照れ屋さんだからだあぁぁっ!」ビシィッッ
「「「「「えぇぇぇぇ!?!」」」」」
5人は驚いてメラの方を振り返るが、俯いてるせいで表情が読めない
すると、向かい側から誰かがやって来た
?「そのようだな」