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時は遡り、夏休みの最中
ピンポーン
???「小春」
???「小春さーん」
ガチャ
???「海音に。紅緒ちゃん。もう今出るから中入って待ってて」
「紅緒」、「海音」は「小春」の家を訪ねた。
海音「うん。入るね」
紅緒「私は小春さんのお家入るの初めてなので楽しみです!」
紅緒、海音は小春の家に入った。
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小春「お茶どうぞ」
紅緒「ありがとうございます!」
海音「ありがとう」
小春はお茶を出しながら、着替えをしている。
小春「ごめん。もっと早くに準備しとかなきゃいけなかったんだけど、部活が忙しくて……」
海音「気にしないで。大丈夫」
紅緒「……海音さんの相手もしなくちゃダメですよ?」
小春「ご、ごめん」
海音「私は大丈夫」
そして、小春は準備を終えると……
小春「もうそろそろ夜になるな」
紅緒「そうですね!丁度良い頃合です!」
小春「おれも準備終わった。行こう」
海音「うん。そうだね」
「「海へ」」
海音「わぁ……!」
紅緒「近くに街灯もないですし、星が綺麗ですね」
小春「とても煌めいているな」
紅緒「あっ!あれ夏の大三角形じゃないですか!?」
海音「どれどれ」
小春「流石、紅緒ちゃん。頭良い!」
海音「むっ。私だって星座の一つや二つ」
小春「ふはっ。可愛いな。海音」
海音「ちょっと今のどこが可愛いの?」
紅緒「雨花さんがここにいたら「リア充乙!」って言うんでしょうね……ん?」
海音「小春は星座みつけられた?」
小春「あんまり……かな。星座に詳しくないし……」
海音「そっか。……あれ?」
「「紅緒がいない」」
小春「本当だ……紅緒ちゃーん!どこ?」
ガサゴソガサゴソ
小春「!、海音はおれの後ろをいて」
海音「わ、分かった」
小春は草むらをかき分けた。そして、
海音「何か……いる!!」
その”何か”とは……
「ごばぁ!!!!」
小春「ひっ!」
海音「…………」
“何か”は能面を被っていた。
小春「な、何だ!?」
海音「紅緒でしょ?」
小春「へ?」
能面を取った正体は……
紅緒「あっバレました?」
紅緒だった。
海音「はぁ……そんなお面どこでみつけたの?」
紅緒「砂浜に落ちてました!」
小春「び、びっくりした……」
紅緒はうふふっと微笑んだ。それに続いて遅れながら海音も囁くように笑う。
小春「それにしても良く能面なんて落ちてたな」
紅緒「前の持ち主が気になりますね」
海音「そのお面どんな使い方したんだろ」
こうして、紅緒、海音、小春は引き続き星の観測を楽しんだのであった。