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氷河の永夜

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氷河の永夜

8 - 第8話 崩壊区域

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2024年04月27日

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福岡県 福岡市

街中には吹雪が吹き付けビルや建物、車は完全に凍り街中には誰もおらず、かつて人で溢れていた福岡市の街並みは完全に消えていた。


兵庫県 神戸市

兵庫県の神戸市からも、人が消えていた。神戸市には巨大な氷塊が降りつけビルが破壊されていく。積雪量は20メートルに及び高層ビル以外の建物は雪に埋もれていた。


愛知県 名古屋市

名古屋は気候変動による巨大な竜巻が街を襲い破壊していた。逃げ遅れた人々が竜巻に巻き込まれていく。同時に海水浴場の海水は徐々に引き始め、高さ約200メートルにも及ぶ巨大な津波が名古屋の街を飲み込んでいく。


東京都 首相緊急地下シェルター

総理や天皇他、たくさんの政治家達が地下シェルターに避難してきていた。先程の名古屋や神戸の街並みが衛生を通してモニターに表示される。

国土交通大臣「総理…西日本及び愛知方面では既に氷河期が到来してきています…神戸市では積雪が始まり、名古屋には巨大な津波が到達してきています……」

総理「……」

外務大臣「総理…隣国の韓国や中国では既に国家崩壊が起こっています…政治体制は整っているものの…国民の死者数は計り知れないほど出てるとの事……」

総理は沈黙したまま椅子に座っていた。総理は、国民にたくさんの犠牲者を出してしまったことに深い罪悪感を感じていた。

総理「……アメリカはどうなっている…?」

外務大臣「は、はい…。アメリカでは、カルフォルニア州を含め多くの州で気候変動による被害が出てます。バリン大統領は…今は米軍事シェルターに避難しているとの事。」

総理「そうか……」

外務大臣「総理…この地下シェルターもいつまでも耐えれるとは限りません…我々もアメリカに避難しましょう。」

総理「……わかった……」

総理の返答に、地下シェルター内は慌ただしくなる。総理は動じることなく椅子に座って、破壊されていく名古屋や神戸の街並みを見ていた。


青森県 ロシア行き避難船施設

修也はベッドの横で空を見ていた。その時、病室に自衛官が入ってくる。

自衛官「失礼します。もう少しで患者専用船が到着します。今から移動を開始いたしますが、よろしいでしょうか?」

修也「はい。大丈夫です。姉貴もいける?」

琴音「はい…。私も大丈夫です。」

自衛官は琴音のベッドを掴み病室から出る。修也はその後について行く。施設を出ると、港には1隻の大きな軍艦が停泊していた。軍艦のマストには日本国旗とロシア国旗が掲げられている。

修也「あの船…!ロシアの船だ……!」

琴音のキャスター(ベッド)は軍艦に乗せられる。修也も、階段を使って自衛官と一緒に軍艦に乗り込む。修也と琴音が軍艦に乗船した瞬間、次々と患者人が軍艦に乗船してくる。しばらくすると、階段は船から切り離され軍艦のエンジンが始動する。

修也「うぉ……」

自衛官「出港するからね。もう大丈夫だよ。」

患者専用船は港から離れていく。軍艦はからは離れていく青森の施設や街並みが見える。

修也「姉貴……」

修也はベッドに横になっている琴音の手を握る。琴音は安定剤によって眠りについていた。その後、患者専用船は日本の海域を抜け、ロシア本土に向かって行く。

東京都 首相緊急地下シェルター

国土交通大臣「総理!とてつもない氷塊雲が太平洋に出現!日本列島に向かって来ます!あと5分で上陸します!」

総理「なんだと!?」

国土交通大臣「早く退避を!」

総理「あ、あぁ!」

地下シェルターはさらに慌ただしくなる。その頃、千葉県沿岸からは巨大で真っ黒な雲が見えていた。雲の下の海面は凍りついていく。そして雲は千葉県沿岸から上陸する。雲の下に入った千葉の街並みはさらに凍結を始め、窓が気温の激しい変化で次々と割れていく。そして氷塊雲は千葉県を通り越し東京都にやってくる。東京のビル群は凍結しだし、全ての窓が破裂していく。その時、首相緊急地下シェルター内も少しずつ凍結を始めていた。

国土交通大臣「総理!早く避難を!」

国土交通大臣の足が凍結しだし凍結は全身に広がっていく。

国土交通大臣「そ…う……り…………」

国土交通大臣は完全に凍死する。他の政治家達も体が凍結し凍死していた。残ったのは総理だけとなった。

総理「…やはり、悪いことをすれば罰が下るのか……」

カチカチカチカチ……

総理の足が凍り始める。やがて肩まで凍結を始める。

総理「……神よ……」

総理は完全に凍結し凍死する。氷塊雲は関東地方全域に広がり、日本に上陸してくる。日本だけでなく、巨大な氷塊雲はアメリカを始め、中国、韓国、シンガポール、東南アジア、オーストラリア、ヨーロッパ諸国に上陸してきていた。

ロシア ウラジオストク

患者専用船はロシアのウラジオストクに到着していた。患者専用船の他にもたくさんの船舶が停泊していた。修也達はウラジオストクにある巨大な軍事シェルターに案内される。シェルター内には大勢の人がいた。

修也「こんなに人が……」

修也達は、シェルター内の空いたスペースに座る。すると、琴音がゆっくり目を開ける。

修也「姉貴!」

琴音「修也……ここは…?」

修也「ここはロシアの避難シェルター。もう大丈夫……!」

琴音「そうなの…ね……お父さんと…お母さんは…?」

修也は俯き言う。

修也「……お父さんとお母さんは…多分……」

琴音は修也の態度に察する。琴音は両目を閉じ右目から涙を流す。その時、シェルター内にいた1人のロシア軍人が叫ぶ。しかし、英語だったため修也には聞き取れなかった。

修也「えっ……なんて……」

自衛官「巨大な氷塊雲が日本列島を通り過ぎここに接近してきているらしい……!早く毛布を!暖かくするんだ!」

自衛官は物資箱の中から毛布を取り出し修也と琴音に被せる。すると、天井が揺れだし急激に気温が下がり始める。修也は琴音にくっつき目を閉じる。

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