テラーノベル
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皆様こんにちは、主です。
今日はどぬくさんの誕生日!おめでとうございます!
誕生日と全然関係の無いお話になってしまいましたが、気に入ってくれたら嬉しいです。
迷子になりながら書いた作品です。暖かい目で見てください。
注意⚠️
どぬもふ….?BLでもないかもしれない…
もふくんの年齢は6〜7歳くらいの設定になっております。
キャラ崩壊ありです。特にどぬちゃん。
何でもいいよって方はどうぞ!
この村には言い伝えがある。
山の奥へ一人で行ってはいけない。子供は特に。
神に気に入られ、戻ってこなくなってしまう。
それを村の人々はこう呼んだ”神隠し”と。
人々は神を恐れ山の奥にひっそりと神社を建てた。神を鎮めるために。
その際、守りの効力を高めるため、村人たちは神に”捧げもの″をした。
〜mf side〜
mf「おかぁさぁん…どこぉ…」
山の中、一人で歩いていた。浴衣の裾はボロボロで、斜めに着けたお面も汚れたまま。
木の上をカァカァとカラスが飛び交う羽音も鳴き声も怖くて身をすくめる。
木々を支えに歩くと、赤い建物が見えた。駆け足で寄ってみると、鳥居だった。
塗装が所々剥がれ落ちた大きい鳥居がそこにはあった。
mf「……ぇ?」
鳥居の目の前に立ったおれは奥にあるでっかい建物を見つめる。それは…
mf「じんじゃぁ?」
オンボロ神社だった。こんな場所知らない…
でも、誰か…ここに居るかもしれない…
両手を握りしめてゆっくりと鳥居をくぐる。
mf「ぉ、ぉじゃま…します…」
鳥居の中には絵馬におみくじ、手を洗う場所は…なんだっけ?ちょーずや?があった。
うろうろしているとどこからかガサッと音が聞こえた。
mf「っ!な、何っ?」ービクッ
もちろん誰もいない。不安になりながらも、足を進め、本堂の目の前にやってきた。
mf「だ、だれかぁ…いないのぉ…?」
辺りをキョロキョロ見回してみるも、やっぱり誰もいない。
お空も暗くなってきちゃったし…この神社から出よう…
本堂に背を向け歩き出す。…ガタッ!!
mf「?!」ビクッ
後ろから音がして振り返るも、何も無い。でも… ドンッガンガンッ!ガタッ!!
本堂のとびらが、激しく叩かれている。
中に…誰かいる?
mf「だ、だぁれ?」
なり続ける音は急にピタッと止まった。
その場に立ち尽くすおれは、とびらをじっと見つめる。しんっとした数秒が嘘のように大きくとびらが開いた。
中から出てきたのは…手だった。
無数の黒い手がおれの方に伸びてくる。
mf「ぅ、ぅわぁぁあぁっっっ!」
逃げようとすると、右腕をガシッと掴まれる。そのまま足も掴まれ、地面に転んだ。
もふ「い、いたいっ!はなしてぇっ!」
ズルズルと本堂の方へおれを引きずって行く。踏ん張ってみても、ダメだった。
mf「い、いやっ!たすけてぇっ!」
反対側へ手を伸ばす。恐怖で目を瞑る。
ーチリンっ
どこかで何かが聞こえる…これは…すず?
ーチリンっ…チリンっ
すずがなる度におれを引っ張っていた手が離れていく。
ーチリンっ…チリンチリンっ
5、6回すずがなった時、カタンっと音がした。振り向くと、本堂のとびらがしまっていた。訳が分からずとびらをじっと見つめる。
ーカラっコロっ
すずの音に紛れて誰かが歩く音がする。振り向くと人がいた。
おれと同じくらいの子どもだった。
白く長い髪に左右違うおめめ。
歩くとひょこひょこ揺れる耳は…キツネ?
着ている服は…ええっと…はかまって言うんだっけ?
その人は、おれの目の前まで来るとストンっとしゃがんで顔をじーっと見てきた。
??「…だいじょーぶ?」
声をかけられ慌てて立ち上がる。
mf「だ、だいじょーぶだよっ!」
おれから目を逸らさず、立ち上がった人は首を傾げながら
??「きみ…どこからきたの?」
mg「え?」
??「…ニンゲンだよね?」
mf「う、うん。えっと…迷子になっちゃって…」
??「……」
mf「ね、ねぇ…君、村に帰る道知らない…?」
??「…こっち」
無言でゆっくりと歩き出す後ろにくっついて歩く。
歩く度にすずの音がチリンチリンと鳴る。よく見ると、キツネ耳にいっぱいすずがついてた。
mf「君は誰なの?名前は?」
??「…どぬく。」
mf「どぬく?変な名前だね。」
dn「…ぼくが、つけたんじゃない。」
顔を覗き見るとムスッとしてる気がする…
ちょっと怒ってる?
mf「ねぇ、君のその目…どうしたの?」
dn「…うまれつき。」
mf「ふーん。そーなんだ。」
dn「…なに?」
mf「ううん。すごくキレイだなって。」
突然ピタッと止まった。
顔を上げるとどぬくは、びっくりしたような顔で、おれをじっと見てきた。
dn「ぼくのめが…きれい…?」
mf「うん!すっごくキレイ!ガラス玉みたい!」
dn「……そっか。」
どぬくが歩き出す。
どこか微笑んでいるように見えた。
dn「……ついたよ。」
そこはおれがくぐった鳥居だった。
どぬくが手を伸ばす。その手は、透明な壁にはばまれて進めなかった。
mf「…え?」
dn「…けっかい?でれないな。」
mf「う、うそ!」
ずっとここにいるなんていやだっ!
早くおかーさんとおとーさんのとこに帰りたい…
mf「っぅ…ぐすっ…ぅっ…」ーポロポロ
あ…ずっと、こらえてたのに…なみだが溢れてきちゃった…
おれは、声を殺して泣き続ける。
dn「…なかないで。」
チリンっという音が今までで1番近くで聴こえる。ふわりと暖かいものに包まれ、視界の端でゆらゆらと白い髪の毛が揺れる。
ぎゅーされてことに気づくのに時間がかかった。
dn「ぼく、がんばるから。め、とじて。」
mf「ぇ?」
dn「いいっていうまで。ぜったいにめ、あけちゃダメ。やくそく。」
mf「わ、わかった。」
両手で目を覆い、その中でぎゅっと目を閉じる。
ぎゅーされた温かさが離れて、寂しくなる。でも、絶対に目は開けない。約束したから。
すずが激しく鳴る。
回りが燃えるくらい熱くなる。
音を立てて風が吹く。
そして、パリッピキッと、ヒビが入る音が聞こえる。
遂にパリンっっっ!と何かが割れる。そして、
dn「…いいよ。」
恐る恐る目を開けると、もちろん鳥居があった。その前にどぬくは立ちすくんでいた。
足元には大量のガラスが散らばり、サラサラと消えていく。
dn「もう、だいじょーぶ。かえれるよ。」
mf「ほんと…?」
dn「うん。まっすぐ、まえをみて、 くぐれば。」
mf「まえを…みる…」
鳥居の向こうから、俺を呼ぶ声が聞こえた。おれが1番知ってる大好きな声。
mf「おとーさん!おかーさんっ!」
その声に引かれるように、鳥居をくぐる。
白い光が、おれをつつむ。
dn「ばいばい。
もう、こんなとこ、きちゃだめだよ。」
白い光の中で、どぬくがこんなことを言った気がした。
光が消えて視界が戻る。ゆっくり振り向くと、鳥居がある。
あれ…?おれ、何してたんだっけ?
??「ッ?!もふっ!」
聞き覚えのある低い声が名前を呼んだ。
見ると、そこには、おとーさんとおかーさんが汗だくになって立っていた。
父「どこに行ってたんだ!」
mf「…ご、ごめんなさいっ」ーウルッ
おとーさんが手を上げる。殴られるっ
目をぎゅっと瞑ると、頭に暖かくやわらかいものが乗っかった。
目を開けると、おとーさんが、ガシガシと頭を撫でていた。
父「心配したんだぞ!」
その横でおかーさんは、おれにぎゅーしてくれた。
母「ほんとに…無事で…よかった。」
mf「おかーさんっ!おとーさんっ!
ごめんなさいっ!おれ、怖かったよぉ!」
散々泣きついた後、おれは、家に帰った。
右手におとーさん。左手におかーさん。
離れないようにぎゅっと手を繋いで。
遠くで、すずの音がチリンとなった。
〜??〜
…あのコは無事に帰れたみたいだ。
光の中消えていったコを見送り、鳥居に背を向ける。
dn「いてててっ」
無理に結界を破ったから、体が痛い。そんな体を引きずって本堂へ向かう。
本堂では、閉じ込められた黒い手はとびらをバシバシと叩き続けていた。
dn「…ぶざまだね。」
声をかけると本堂から笑い声が聞こえる。
「ククッ、お前も随分お人好しだね。
俺らカミにとっては恥じだよ。」
dn「…うるさい。」
僕はため息を吐きながら、腰から九つの尻尾を生やす。
dn「僕は、人を守る守り神だ。お前の好きにはさせない。」
「俺のエサを減らしやがって。
お前の苦労が増えるだけだよ。」
dn「…これ以上。僕のような犠牲者を出してたまるか。」
今でも思い出す。
この神社を建てるために差し出れ、生贄になった日を。
ー僕は”捧げ者”だった。
この醜い目のせいで、生贄に差し出された。忌み子として嫌った人以上に僕は自分が嫌いだった。なのに…
『ガラス玉みたい』
あんなこと言われたの…初めてだ。
こんな気持ちになったのも、初めてだ。
あのコに絶対幸せになって欲しいと思ってしまった。だから、無理をしてでも結界を破った。
「おっとそうだ。お前、結界破ったろ?
代償。もちろん分かるよね?」
dn「…お前もな。子供をさらった罰。僕が下してやる。」
ゆっくり本堂へと歩く。
風が吹き九尾のしっぽが揺れ、チリンっと鈴の音が響いた。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今までとはちょっと違う作風に挑戦してみました。どうでしたか?
ちなみに、この物語はフィクションなので安心してください。
後、ちょっとした相談のですが、
出したい作品が4つくらいありまして、どれが読みたいか、票を取りたいんですよ。
詳しくは、お知らせ部屋をご覧下さい!
では!
コメント
1件
こ、これの続きとかってないですかね…?個人的ですがめちゃくちゃすきなお話でした✨️dnちゃんの目が綺麗だと言ったmf君も、結界を破ったら罰があると知っての上で壊してmf君を外に出すdnちゃんも、2人とも素敵すぎました…!✨️素敵なお話をありがとうございました😌✨
メメル1114じゃぱえと推し