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━━━━━━━{番外- 壱}━━━━━━━
ある時、世に惡が生まれた。惡は通る道にあるすべてを”蹂躙し尽くした。”惡は自分が、自分自身が惡だと気付かなかった。
彼らは抵抗したが、遥かに及ばす消えた。颶風が地にある草を飛ばすように。
惡からしたら彼等は惡であり、彼等からしても奴は惡だった。人は互いに互いを敵と思い、戦う。それが、決して人でなくとも。
意味などない。己を信じ、闘いつづけるだけだった。世界に真の平和などない。周りが平和になった以上、自分が惡になるしかない。平和であったら、世界は平和ではないのだから。─