テラーノベル
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これは儚い2人の物語ー
『一緒にゴールしよう!”約束”な!』
あの夏、君と”最後”の約束をした。
約束をしたのは、今から丁度2年前、運動会の時だった。
俺と一緒に走る予定の白い首飾りを着けた君と、走る前の時約束をした。
後3つ列が進んだら走る時だ。
どんどん列が2、1列と進んで行く。
ついに、俺たちが走る番だ。
辺りに銃声が鳴り響く。その音に合わせ、俺たちがスタートする。
俺と君は顔を見合わせて、小さく頷いた。
一緒に走っていって、とうとうゴールだ。
そして、ゴールテープを同時に切った。
…………はずだった。
運動会とは、順位付けがされるもので、俺が2位、君が1位となった。
それで、俺たちは喧嘩した。
その放課後、君が俺の大好物のアイスを奢ってくれた。
その時に『あの時はごめんな』と、言ってくれた。
それが仲直りのきっかけになって、
仲直りをした。
それから数日後、幸せな日々が続いていた、はずだった。
……あいつが自殺したのだ。あの優しいやつが。自殺の原因は、いじめらしい。
隠れていじめられていたらしい。俺に相談してくれたって良かったのに、と言う気持ちを抑えて、
君の墓に行き、
俺はあいつの墓の前で逝った、
「一緒にゴールしようって、言っ…た……よな…」
と、俺は微笑みながらそう逝った。まるで目の前に”ミスター銀さん”がいる様に……。
腹が痛いなぁ…赤い液体…いちごのアイスのいちごかな?あぁ懐かしいなぁ……あの”約束”…
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