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どうも皆様、サカナです

今回はあらすじ通り、足の小さい中国お姉さんと疑問に思ったJKにゃぽんちゃんのお話です。

我が家の中国さんは、女体化するとアルヨ言葉がひらがなになります。

纏足って女性のイメージあったのですが、当時は女装として纏足する男性もいたらしいですね

まあタイトルは「因習」と打っているものの、別に文化を否定する意思はございませんのでご了承くださいませ。








ある日の午後、隣国の中国は日本へ遊びに来ていた。

にゃぽん「中国さんってさ、足めっちゃ細くてスタイルいいよね〜。羨ましい〜」

にゃぽんは今を生きるJKである。

女性は誰しも、一度くらいスタイルが良くなってみたいと思ったことがあるのではないだろうか?

特に、にゃぽんのようなおしゃれと青春に全力な年代の少女たちは。

中国「ふふん、我のスタイルの良さは世界一あるよ」

にゃぽん「しかも足ちっちゃくて可愛いし…なんかやってることとかないの?」

中国は女性にしては背が高く、170を超えている。しかし その割には足は細く小さく、また顔も良いことからすごくモテる。

…なお、そういった輩はガチ恋厄介限界オタ化した日本によって沈められていった。

中国「特別なことは50年くらいしてないね〜」

にゃぽん「それでそのスタイルなのすっご」

中国「ま、可愛い妹分には特別に教えてやってもいいあるよ?」

にゃぽん「本当!?」

中国「中国史のお勉強ある♪」



中国「まず…にゃぽんは「纏足」って知ってるある?」

にゃぽん「あー、なんか聞いたことある。女の子の足を小さくするんだっけ?」

中国「そうそう。方法は知ってるある?」

にゃぽん「うーんと…あんまりよく知らないかも」

にゃぽんは可愛らしい猫耳を上下させながら、中国の話を聞く。

中国「纏足はね、5歳くらいの女児の足の甲を折って、布でぎゅうぎゅう固定して無理矢理足を小さくすることある」

にゃぽん「うわぁ、痛そう」

にゃぽんは顔を顰めた。

中国「めっっっっっちゃ痛いあるよ、マジで」

にゃぽん「中国さんはそれで足ちっちゃいのかぁ…」

中国「今思えば変な風習だと思うけどね。国の象徴として、やらないわけにもいかないある」

にゃぽん「でもさ、子供の時にやるのを大人がやっても大丈夫なの?」

中国「ん〜、まあ子供の時からやるのも、骨が柔らかいうちに固定する意味もあるからね。大人からは始めないね 」

にゃぽん「じゃあどうしてたの?」

中国「国は文化や国土が変わると、たまに幼児化するある」

にゃぽん「え、なにそれ知らない」

これはご長寿な上に文化が変わっていく国にのみ現れている特徴の一つだが、日本は文化(時代)ごとの代表者がいるため、特にそういったことはなかった。

中国「ま、とにかく纏足が始まった時に幼児化しちゃってね。「国の代表たるもの美しくあらねば〜」とかなんとか言って、気づいたら纏足生活の始まりある」

にゃぽん「うわー…本人の意思とか聞いてたの?それ」

中国「聞いてないんじゃないか?まだ意思のはっきりしない年代のときからするものだったんだから」

中国は体のみが幼児化していたので、相当な痛みと恐怖を感じながら足を折られた。記憶が少し飛んでいるのも、そういった部分が関係している。

にゃぽん「ひどいね…なんのためにそんなことするの?」

中国「えーとー…言うのはちょっと躊躇うけど、この際言うよ」

にゃぽん「え、中国さんがそこまで言うのなんか怖い」

中国「覚悟決めとけある」

ケラケラと笑って、中国は話し始めた。


中国「まず、美しさの象徴だったことが理由あるね。昔は三寸金蓮なんて言ってね、女性の足は小さければ小さいほど可愛い、まさに金のハスって言われてたある 」

にゃぽん「え、でも足を折ってるし痛いんでしょ?」

中国「くっそいてえあるよ。特に我は国の特性で回復力の桁が違うから、足が変形しないまま苦痛だけ感じてた時期が…えーと…百五…いや、七十…?……とにかく 約ニ百年くらいあったあるね」

にゃぽん「うっっっっわぁ…」

にゃぽんはドン引きである。

中国四千年とはよく言ったものだが、足を折り続ける痛みは想像を絶するものだ。

中国「小さくて綺麗に装飾された靴を履かされてね、歩き方とかの仕草に楽しさを見出されていたある」

=よろよろと不安定に歩いたり、転けないようにする姿を楽しまれていたということだ。 とはいえ 、中国は国の象徴であったために、一般の前に出ることは中々なかったらしいが。

中国「確か他には…足が小さいと走るのは困難だから、そこに女性の弱々しさを感じられた〜とか、貴族階級では女性を外に出られない状況を作って貞節を維持しやすく〜とか、足が小さいがために踏ん張らないとならなくて、そこに足の魅力を性的に感じさせやすくさせた〜とか…結局はろくでもない性癖の話あるよ」

にゃぽん「マジでヤバすぎじゃん」

いつのまにかにゃぽんはイカ耳で、尻尾を若干膨らませていた。

中国「まあそうだねえ…千年くらい続いてたけど、不思議な文化はどこにもあるものあるよ」

にゃぽん「そう?」

中国「纏足もそうだけど…文化ではなくとも日本だって同調圧力とか、エチオピアは奴隷回避で唇に皿をはめたりとか、ヨーロッパどものコルセットとかパニエとか…あれ、締めすぎて内臓潰れたり、事故って腹に刺さったりするらしいよ」

にゃぽん「ワァ…こういうのって、常に犠牲がつきものなのか… 」

中国「そーゆーことある。にゃぽんも無理はしないでね」

にゃぽん「はーい」


お勉強はできたが、聞いても良かったことなのか、にゃぽんは3日ほど悩み続けた。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

4

ユーザー

作者様は博識ですねぇ...因みに日本の同調圧力は昔の農民達の生活スタイルが尾を引いているらしいです。(畑仕事などは仲間と協力して行う作業も多かった為、自己主張し過ぎると仲間から遠巻きにされて自分の生業が危うくなる)

ユーザー

あ、纏足とかの解釈間違ってたら容赦なくご指摘をお願いいたします 他人任せで申し訳ない

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