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なぜ?誰が?なんのために?
そんなことを考えていたら、周りの雰囲気が変わった。
妖精たちの気配を感じない。
それどころか、妖精達と似ても似つかない変な気配がし始めた。
『アルフレッド、ここはどこなんだ、?』
「知らないよ。」
「そんな細かいこと気にせずにさ。」
「一緒に”遊ぼう”よ。」
さっきまで共にマシューという奴を探していたのに、アルフレッドは急に子供のようなことを言い出した。
『お前、何言って…』
「一緒に…”遊ぼう”…?」
『っ…!?』
光が差し、やっと見えたアルフレッドの瞳には光がなかった。
先程までとは別人のような表情をするアルフレッドに怖気付き、俺は後退りをした。
「ねぇ…ねぇ…」
『やめろっ、来るなっ!』
1歩、また1歩と後退りを続けるとアルフレッドはこちらへまだ近づいてくる。
「お嬢さん?お困り?」
『誰だよ!って、誰がお嬢さんだ!』
「失礼、俺はフランシス・ボヌフォワ…って、自己紹介してる場合じゃないみたいだね。」
フランシスと名乗った其奴はアルフレッドを気絶させ、抱き抱えた。
『アルフレッドに何してっ…!』
「たった今追い詰められてたやつが何言ってんのかな。」
『…』
癪な奴だったが、改めて、と言ってまた自己紹介をしてきた。
案外律儀なやつなんだなと少し見直し、アルフレッドとマシューのことも話した。
「改めて、俺の名前はフランシス・ボヌフォワ。」
「お前は?」
『…アーサー・カークランド。』
「よろしく。」
面倒くさそうに差し出された手を見てこんなやつと握手なんて、と思ったが仕方がなく手を握った。
『で、アルフレッドに何があったのかわかるのか?』
「恐らく操られてたね。」
「でも、本人が気絶したことで操りは解けた。」
「つまり、アルフレッド本人は自分から操られてたってこと。」
自分から操られるメリットも分からず、フランシスの言うことは滅茶苦茶だと思った。
疑問に思う俺を見て、フランシスは続きを話し始める。
「つまり、アルフレッドとその操った奴は身体的じゃなくて精神的な繋がりってことだよ。」
「だから、アルフレッドが意識を失ったら通信が途切れたってわけよ。」
『でも、なんでだ?』
純粋な疑問をぶつけると、フランシスは困ったように首を横に振る。
「それは本人に聞かない限りね。」
『それもそうか。』
「ところで、ここに来た時なにか感じなかった?」
『そういえば、何かをくぐったような感じがして…』
妖精のことなんて言っても信じて貰えないだろうと思い、妖精を弾くようなものと仮定して話をした。
「それが結界だろうね。」
『結界?』
「それは後で説明するから。」
勿体ぶらないで欲しいと思いながらも、フランシスの話は不思議と説得力があったため話を聞き続けた。
「今、アルフレッドの体になにか感じない?糸のようなものとか。」
「結界を感じられたなら視えるはずだよ。」
何を言っているのか分からなかったが、物は試しだと思いアルフレッドの体をくまなく目を凝らして見る。
すると、赤く光る糸のようなものが見えた。
「それが縁の糸。」
「俺は見えないけどね。」
『これの先に操ってた奴がいるってことか?』
今日初めて会ったアルフレッドだが、操られているというのなら助けてやりたいと思った。
アルフレッドが助けられるなら例え敵と呼べるような者でも対峙しようと思えるほどだ。
「その可能性が高いね。」
「俺は其奴の所へ行こうと思うけど。」
『俺も行く。』
「そうこなくっちゃ。」
待ってました、と言うようにフランシスは歩き始めた。
俺は糸を辿りながら、糸の様子をフランシスに伝える。
『ここか。』
「随分ご立派な社に住んでるんだねぇ…」
想定より大きかった家に俺たちが圧巻されていると、どこからか声が聞こえてきた。
「ーー様に御用か?」
コメント
4件
やばい、、、!やばい!気になり過ぎる!?今日眠れないかも、、、
??は誰でしょ?気になりマッチョです!ちな、まだ頭が追いついてません