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その巻が完成した場合は、題名の横に「改」をつけます。
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俺は、聖属性を獲得するのに必要な手順、セグラル自然渓谷村にある冥界の柱に封印されている神獣を開放するということに必要な物〈浄化棒〉の獲得方法を探るために、錬金術本と睨み合っていた。
そして、俺は見つけた。
〈浄化棒の製造方法〉
まず、長さ30cm程の棒を用意する。次に、その棒に普通の聖水を加える。
そして聖水を加えた棒を一晩乾燥させ、次の日の早朝に今度は超高純度の聖水を加えることで、〈浄化棒〉が完成する。
〈聖水の製造方法〉
水を1L用意する.
そしてその水に魔力、光属性の光を与え、一晩湿ったところにおいておく。
光属性の光の量、魔力の量が多いほど純度が上がる。
うへぇ、最低でも4日は製造にかかるのかぁ。まあ、やってみよう。
まずは水を1L。これは普通に拠点の中庭にある水源から引いている清水があるからすぐに用意できる。
今度はこのしみずに魔力と光を与える。これも簡単にできた。ただ、湿ったところが拠点には少ないことがわかった。
仕方がなく多少埃っぽいが倉庫に水は置くことにした。勿論、埃はある程度拭き取ってから置いたが。
この手順をもう一度繰り返し、片方は光をもう一つの倍の量与えた。
そして次の日…。
合計2Lの水は澄んで、ほのかに青白い光を放っていた。
この水をなんとか持ち上げて拠点の端にある作業場に持っていった。
そして今度は30cmの棒探し。
こういうのは長さが1cmでもズレてしまうと効果を発揮しない。
棒を探すこと一時間、拠点から1kmほど離れたところにある森の中でなんとか30cmピッタリの棒を見つけることができた。
そしてその棒に純度が低い方の聖水をかける。すると棒は一瞬青白くもやっと光り、すぐに光はおさまった。
そしてその棒を日光が当たりやすい作業場に置いて乾燥させること一日…。
次の日の早朝3時、俺は作業場に半分寝ながら立っていた。
そして完全に乾燥した純度の低い聖水をかけた棒に高純度の聖水をかけると…。
今度は青白くピカッと光り、時間が立っても光は消えなくなった。
これで、〈浄化棒〉製造完了!
※ピコーン※※錬金術師見習い※戦闘職業獲得※
※ピコーン※※聖光加護ヲ受ケシ魔法戦士と錬金術師見習いが結合します※聖光加護ヲ受ケシ錬金術魔法戦士※
おぉ、これで俺も錬金術ができるようになった!
というわけで完成した浄化棒を右手に握りしめ、俺は1時間かけてなんとか家族を説得し、馬を借りてセグラル自然渓谷村に向かったのだった。(昼出発)