ーーー次の日の朝ーーー
nb「おはよう……」
ry「おはよう、桃は?」
nb「……部屋から出たくないって、ご飯も要らないって」
ry「……そうか」
nb「何かあったの?昨日の夜俺が話しかけても全然反応してくれなくて」
ry「少し話したんだよ……あいつの家族のことについて」
nb「そうなんだ。」
tm「おはようございます」
ry「おう、おはよう」
tm「あれ、桃くんは?」
nb「部屋にいる」
tm「……何かありました?暗いですし……雰囲気が」
ry「家族について話した、桃と」
tm「桃くんはなんて?」
ry「俺が赤と……兄と話してみろって言ったら、嫌われるから嫌だと言ってな?桃が言いたくないのも分かるが言わないと分かって貰えないぞって言ったら……桃のこと分かってない、わかってるなら赤と話せって言うなって」
nb「ryにぃ……」
ry「桃はまだ、家族の事を大好きに思ってる。だから桃の居場所はここじゃない、赤の方だ」
tm「そう……ですね」
nb「うん、寂しいけど……そうだよね」
tm「僕も戻って欲しいです」
nb「俺も」
ガタンッ
tm「え?」
桃「っ…………」
ry「桃っ……」
桃「嘘つき……」ボソッ
nb「え?」
ダッ……ガチャン(玄関)
ry「桃っ!!!」
tm「桃くん!」
ーーー青達の家ーーー
赤「よしっ!青ちゃん!桃ちゃん来てるか分かったら連絡してよ!」
青「うん、赤にぃ、ちゃんと来てよ?」
赤「行くよ、絶対っ……桃ちゃんとまた笑い合うようにするんだから!」
青「家族みんなで笑い合おうね!」
赤「うん、絶対に!」
青「行ってきます!」
赤「行ってらっしゃい!」
ーーー桃視点ーーー
桃「はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
嘘つき……嘘つき嘘つき嘘つきっ!!!
なんでなんで!?家族だって言ってくれたのに戻って欲しいとかっ…
ずっと嘘だったんだっ!nb君達の優しさも温もりも全部っ!家族じゃなくてただの同情だっ!
桃「俺が欲しい物っ……あそこにもなかったんだ……」
もう何も無い……俺には何も無いんだ……
桃「ああっ……あ”ぁぁぁぁぁ!!!」
苦しいっ!辛いっ!もう嫌だっ!
もう誰も信じないっ……!信じたくないっ!
消えて……無くなりたいっ……
桃「はぁっ……はぁっ……はぁっ……え?」
コメント
3件
初コメ?失礼します! この連載いつも更新楽しみにしています♡
続きめっちゃ気になります!!
えぇぇ?!桃く〜ん?! 続き待ってます!!!!