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また会えた
そういって黄色い髪にオレンジっぽいメッシュの入った、美少年に腕を掴まれた。
え、誰だこのイケメン…
え、あの誰で、すか…?
そう尋ねると彼は少し驚いた後、微笑んでこういうんだ、
僕はね、君がこんっな小さい時って言っても中一ぐらいだけど、…まあそれくらいから20歳までずっと一緒にいたんだよ?
って言っても、覚えてない…んだよね笑
と、ね。
何を言っているんだこのイケメン
俺は今中学三年生なのに、20歳までとか…大体俺は小さい時からずっと母親だけに育てられ、自分で今の生活をつくりあげたんだ。絶対に。
なのに、彼が嘘をついているようには見えない。彼が言ってることは…
本当、なんですか…?
あはは…笑
やっぱり、信じてなぃ…ってそこそこ信じてる?
やっぱ、人の心まで探っちゃう世話焼きなところは変わってないなあ
ひょっとして、頭のどこかでちょっと覚えてるのかなあ…なんて、笑
その、さ…思い出したい?君は、
俺は、…わかんない。
けど、俺は俺の知らない俺がいるのは嫌だ、から知りたい。思い出したい、です
…そっか!
それじゃあ、ゆっくりでいいからさ一緒に思い出そ…?
そう言って微笑む君が、綺麗だった。
好きだ、なんて思ってしまった。
柄にもないよな、男だし…
顔、赤いけど大丈夫?、笑
え、あっ…大丈夫、です…/
顔に一気に熱が伝わるのが分かる。
何やってんだよ、俺は。バカみたいだ
んー、まあいいや!
連絡先交換しよ?
あ、はい。、
んー、っと…よしっ!
じゃあ、またね〜
あっという間、だったなあ…
なんて、思っていると彼から連絡が来た。明日、とあるところに来て欲しいとの事だった。
全然信用ならないはずなのに、
手が勝手に、分かりましたって文字打っちゃって、やっぱり俺って単純だ。なんて苦笑いがこぼれる。
episode.1 出会い。